さらに・・・消えゆく名画座の灯
2012年 09月 10日
というか、きゅ~ん。
というか、しゅ~ん。
現在浅草に5つある映画館のすべてが9月から10月にかけて閉鎖されることは聞いていたけれど、東銀座にある銀座シネパトスも来年3月で閉館になるのだとは知らなんだ。
晴海通りをくぐる三原橋の地下街自体が老朽化のため取り壊されるのだとか。
あの古い地下街が無くなることも哀しいけれど。。。
神保町シアターとか阿佐ヶ谷ラピュタとか池袋文芸坐とか、古い映画もやってくれる映画館はまだいくつか残っているけど、どれも入れ替え制で、なんか文化的な香りが漂ってて、いわゆる三本立ての猥雑な娯楽の館というイメージが希薄なのだなぁ。
そして、銀座シネパトスは名画座としての機能もあったけど、B級~C級の外国新作映画や、日本のコアな新作映画も積極的に上映してくれる貴重な場所でもあった。
ここに外国の三流コメディを観に来ては、何度ガックシきたことか。
そのダメっぷりが予想にたがわずでまた良かったのだけど。
しかし、日本の映画館はみんなシネコンになるのかねぇ。
みんなで同じもんばっか観て。
人の好みも媒体も多様化だなんだといって、映画に関しては後退あるのみか。
寅さんや兵隊やくざや網走番外地をこぎれいな入替制のミニシアターで見て何が楽しいのか。
あの、絢爛豪華なセットの東映時代劇は浅草以外のどこで見ればよいのか!
憂えてばかりでも仕方ないけど。
浅草も東銀座も再開発であらたに盛り上がることができれば良いけども。
そのころはこちらが老朽化だぜ。。。
・・・あ~ぁ、呑みにいこうかなぁ。