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ぐびり吉祥寺

昨日の午後、吉祥寺。
リハーサルとサウンドチェックの合間に、お茶でものみつつ楽譜のチェックでもしようかと。
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およよ。 気づけばそこにはサッポロラガーa.k.a.赤星。

・・・だってェ、焼き鳥の老舗 「い○や」 の仮店舗がとつぜん目の前にあらわれるんだもの。。。
そういえば、井の頭公園の入り口にあった店、いま建替えているんだったっけ。
仮店舗は、北口から五日市街道に向かった途中のビルの地階。
なので、名物の煙モクモクの焼き台は見えない (奥の厨房で焼いてるみたい)。
そして、フロアは冷房ガンガン効きまくりという、およそ「い○や」のイメージとはかけ離れたお店だ。
仮りだからまぁ、仕方ないのだろうけど。
常連とおぼしき大先輩たちも、どこか所在なさげに見える。
ざわついていないので、ゆっくりと譜面を眺めることができたのはヨカッタな。
・・・梅割り焼酎すすりつつ。

その後、ライブハウスでサウンドチェックと最終リハを済ませ、ステージが始まるまでの空き時間に、すぐ近くの中道通り商店街にある、さっきとは別の焼き鳥屋へ。(・・・ヲイヲイ)
ぐびり吉祥寺_f0160346_529996.jpg

ずっと来たかったんだ~。

18歳まで、ここから歩いて2、3分のところに住んでいた。
はるか40年近くも昔、小学生の頃、この焼き鳥やに、何度かおつかいに来たことがあった。
注文はいつもレバーだけを15本とか20本とか。
我が、焼き鳥原体験の店。
自分にとって焼き鳥といえばネギマではなくて、レバーのことだった。
もちろん店の中には入らず、焼き台の前で、おじさんが焼きあげるのをじっと待ってた。
あ、この店の並びには極狭な輸入レコード店の「芽瑠璃堂」があったっけ。
ブルーズやR&Bが充実してて・・・って、焼き鳥を買いに行ってたころはそんなことを知る由もなく。

さて、店構えは新しくなってるけど、焼いているのは・・・昔とおんなじおじさんだ。
白髪になって、ひとまわり小さくなったような気もするけど、お元気そう。
初めて店の中に入って、カウンターに座り、ビールと焼き鳥を数本。
カウンターの中には店員のお兄さんと、おかあさん。
もちろんレバーを。それから、つくねとかネギマとか砂肝とか。
オイラも大人になりました。
味は・・・すんません、昔の味なんて憶えてません・・・。
おじさんは、ずっと焼き台に向かっている。

・・・しみじみしている場合ではなかった。 今日はこれからライブだ。
店内を眺めつつ、しばし呑み喰いして、お勘定。

帰り際、おじさんに声をかけてみる。
自分が小学生の頃買い物にきてたこと。 家があった場所。 ずいぶん前にこの町を離れたこと。
もちろんおじさんはこちらのことなど憶えてないけど、おかあさんも一緒になって、しばし当時の話。
商店街が砂利道だったこと、そこの横丁にあった駄菓子屋のことなど。
生まれ年を言ったら、息子さんと自分は同い年で、同じ小学校だったって?・・・え~っ!
クラスは違ったなぁ。 早生まれとかかなぁ。

おじさん、おばさん、楽しい話をありがとう。 お元気で。
今度吉祥寺に来る機会があったら、また・・・
と思いつつ、思い出は思い出として・・・という気持ちも。

呑みにつきあってくれたHidekiさんに感謝。
「(おじさんたちと)一緒に写真を撮りましょうか?」なんて。。。良い記念になりました。

そして、心地よい酔いを抱えて、いざライブへと。
by hey_leroy | 2013-06-05 23:59 | 呑んだり喰らったり

たゆむあした、ゆるむゆうべ。カマクラ発、ユルマッタリな日々。読み返されない備忘録。


by hey_leroy