『あの頃 単行本未収録エッセイ集』 武田百合子 (中央公論新社 2017年)
没後24年にして500ページ超の単行本未収録文集が読めるシアワセ。
本人の遺思とは異なるかもだけど(生前、雑誌などに載せた原稿を本にするときは推敲を重ねていた)、愛娘・花さんの編集なら、きっと納得しているはず。
天衣無縫で、豪快かと思えば繊細で、ビビッドで。。。
人や、景色や、その場の空気の描写には何度となくハッとさせられる。
買ってから、ひと月以上。寝る前に1、2編ずつ大事に読んでいる。
しかも酔った日はムリなので、読み終えるのはまだまだ先になりそう。
それが、うれしい。