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another you


いままで何度もきいてきたメロディなのに、
あるとき突然胸がしめつけられたり、涙腺にきたり。
うまくはいえないけれど、いきなり視界が開けたような。
そんな経験、けっこうあると思います。

同じアーティストのある曲を何度も聴いていてグッとくることもあるし
スタンダードナンバーのあるバージョンで目覚めて、ほかのアーティストの
演奏を探してハマッていく場合も。

昨日、ピアニスト Billy Taylorの"the new Billy Taylor Trio"というアルバムを
プレーヤーにのせて、冒頭の"there will never be another you" という曲を
何気なく聴いていたら、なんだかジ~ンときてしまって。
ジャズのスタンダードの曲名とかあんまり知らない(ましてや自分で演奏など・・・)けど、
きいたことはあるメロディ。
なんか感動したなあ。僕が好きなコード進行と、奇をてらわない素朴な旋律が
ちょうど琴線に触れるタイミングだったのかな。
多くの人がグッとくる要素があるからこそ、スタンダードになるのだとうけど。

Billy Taylorはアルバムによってはかなり黒いフィーリングをだしているけど、
ギトギトな感じではなくて、知的なグルーヴというか、どこか洗練されたピアノを
弾くピアニスト。アルバムによってはラウンジっぽささえ漂います。
最近けっこう気になるアーティスト。
・・・といってもこのアルバムは1958年のものだけど。

さて、それでほかのアーティストのバージョンもあったよな~と思って
記憶をたよりに探したら、ありました。
チェット・ベイカーの有名盤"Chet Baker sings"をはじめとして、
シンガーのジミー・スコットは昔も近年も録音してるし、
大好きなピアニスト、ジョアン・ドナートも近年ワンダ・サーとかバド・シャンクの共演盤で
とりあげてたり。
本当はバド・パウエルやエラやらの定番バージョンもたくさんあるのだけど、
ワタクシあいにく持ち合わせておりません・・・ナット・キング・コールのが
どこかにあるハズなんだけど・・・。
アップテンポでやるよりはミディアム~スローで演奏してる方がよいなぁ。

で、「うわ~、これイイ!」と思ったのは、
ブラジルの叙情熱情カリスマ紳士、カエターノ・ヴェローソの
"a foreign sound"(2004 universal)のテイク。
これまた大スターのジルベルト・ジルのギター1本をバックに歌っています。
2分弱の演奏ながら、やさしさや慈しみに満ちた素晴らしい曲。

いやあ、すっかりメロメロです。
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Billyさんのジャケット、jazzのジャケではあまり見たことない雰囲気。
ジミースミスとウェスのヤツとかは置いといて・・・。イイ感じです。
中央がビリー、左がドラムの名手エド・シグペン、右がベースのアール・メイ。
右上のカエターノさん、仲間に入れずちょっと伏し目がち。
画像、あいかわらずのボケ加減であいすみません。

ちなみに、作曲:Harry Warren 作詞:Mack Gordonで1942年に作られた曲ですって。
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by hey_leroy | 2008-08-31 23:59 | | Comments(0)

ヨコスカだより


もう今日いかないとアウトっ・・・なタイミングで、運転免許の更新にヨコスカ警察へ。
夜から未明にかけての烈しい雷雨で出かけるのはカナリ憂鬱だったけど、
日中降ってないときを見計らって出かけたら
こんどはギラギラの陽射し&アスファルトから湧いてくる湿気でゲンナリ。
証明写真撮影ボックスに入ると吹き出るアセ・・・
今度の免許の写真はかなり上気した表情で写っております。

更新自体はすぐに済んだ。 もちろんゴールド。 あんまり乗ってないからなぁ。
あと、予想通り視力でひっかかってついに「条件つき」に。
いままで裸眼でOKだったことの方がオカシイくらいだし、
運転するときは100%メガネかけてるので、まあ、よいでしょう。

f0160346_13484474.jpgやれやれと、ひさびさに横須賀中央のジャズ喫茶
『BLUE NOTE』で一服。
めずらしくボサノヴァがかかってる。ハイネケン啜りつつ外を眺めてたら、やっぱり降ってきた・・・。
まっすぐ帰ればよかったかな? いやいや、やっぱり途中で降られたに違いない。こうなったら呑むか・・・?いやいや、そこまでの気合は要らない・・・なんてくだらぬ葛藤をしつつ、ちょうど雨がやんだタイミングで帰りましたとさ。

そういえば、横須賀・衣笠に古くからあったラーメンやさんが先月で閉店していた。
もう暖簾もなにもない。
タンメンが美味しいという評判の店だったけど、かなりディープな雰囲気で
なかなか入ることができなかった。
それでも去年の秋だったか、一度だけ行ってみたら、店内は外観以上にファンキー。
カウンターだけはかろうじて拭いてあるけど、ほかは・・・。う~む、ディーペスト。
料理はやさしい表情で体格のよいおじいちゃんがつくるんだけど、
餃子は注文が入ってから皮から作り始めるものだし、タンメンはスープが濃くって
ニンニク効いてて美味しかった。かなりな本格中華やさんなのでした。
閉店がきまったときは新聞におじちゃんの写真入り記事が載ったとかで
惜しむ声が多くて一月営業をのばしたらしい。
もう一度いきたかったな。
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ありし日の「五龍(ウールン)」。けっこうスゴそうでしょ?
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by hey_leroy | 2008-08-29 23:59 | days | Comments(0)

正真正銘のオール・スターズ

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"Old Rockin' Chair / Hoagy Carmichael and his Orchestra" (RCA)

ホーギー・カーマイケルが贈る古き佳きアメリカの音楽。
1930~1934年にかけて録音された8曲をおさめた10インチLP。

5~6年前に、今はweb営業のみになってしまった吉祥寺のDuck Soupという
小さいけれどなんとも味のあるヴィンテージレコードショップでジャケ買いしたもの。
お店で試聴したときもヨイなあと思って、帰ってあらためて聴いたらやっぱりよくって、
それからも聴くたびにジンワリと沁みこむようなやさしくて豊かな音たちです。

ジャケットにものっているけど、参加ミュージシャンが笑っちゃうくらいの
オールスター・メンバー。
Hoagy Carmichael(piano,vocal,cornet)
Bix Beiderbecke(cornet)
Jimmy Dorsey(clarinet,alto sax)
Tommy Dorsey(trombone)
Bud Freeman(tenor sax)
Benny Goodman(clarinet)
Gene Krupa(drums)
Eddie Lang(guitar)
Bubber Miley(trumpet)
Jack Teagarden(trombone)
Joe Venuti(violin)

GoodmanやKrupaのようにその後もジャズのメイン街道を走りつづけた者や
Beiderbeckeのように早逝して伝説となったミュージシャン・・・。
Eddie LangやJoe Venutiは、アコースティック・スイングが再脚光を浴びる近年
新しい音楽ファンたちからは新鮮な演奏として迎えられているみたい。

しっかし、これだけのミュージシャンが一同に会して「せーの」でやってるのには
想像しただけでゾクゾクきてしまうのだけど、音はというとかなりrelaxin'。
大好きな"rockin' chair"や、"lazy river"や"georgia on my mind"などの
カーマイケル・クラシックスを、賑やかにスイングしたり、じっくりと歌い上げたり。
いま聴くと「いにしえの音楽」という感じではあるのだけど、その瑞々しくてたっぷりした
ウタゴコロってやつには毎回骨抜きにされてしまうのです。

「俺がオレが」となってしまいそうな個性派ぞろいのセッションをうまい具合に
まとめていったのも、軽妙で飄々とした雰囲気を持つHoagyの成せる技だったのかな。
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by hey_leroy | 2008-08-28 23:59 | | Comments(0)

Jiveだぜいっ!


先週に引き続き、雨の日曜日。
今日は鎌倉の鶴岡八幡宮で『鎌倉大骨董市』だったのだよなぁ。
鎌倉宮というところでは毎月1回開かれているんだけど、
八幡宮では毎年7月と8月に1日ずつ、年2回だけだそうで。
規模も大きそうだから楽しみにしてたんだけど、先週の薪能につづいて
雨にやられました・・・。雨天でもやってたかもしれないけど、どうもねえ・・・。

でも、いいんだもんね。
昨日の朝、郵便やさんが「ピンポーン」と届けてくれたレコードが
あるんだもんね。

"I miss you so / cats and the fiddle" (1976,RCA records)
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ジャジーでブルージーで小粋でユーモアたっぷりで、、、もちろんヒップ。
そんな"jive music" (定義づけはできないけど)の重要グループ、
キャッツ・アンド・ザ・フィドル。
彼らの演奏がアナログレコードで唯一聴けるのがこのアルバム。
(CDでは手軽に入手できます。オススメっ!)
1939年から1941年にかけて録音された32曲を収めた2枚組。
巷ではなかなかお目にかかることのないもので、僕も半ばあきらめていたのだけど、
ヒョンなところで、えっ? というようなやさしいプライスで手に入れることができました。
状態もけっこう良いし、なにより内容が・・・とひとりニヤニヤ。
70年も前の音源とは思えないクリアーな音。
遊びごころ満載だけど、コミカルになりすぎないギリギリの感じがたまりません。
息の合ったコーラス、グルーヴィーなギターカッティング、いかしたスキャット。

気になった方、you tubeなどでチェックしてみてね。そしてCDも聴いてみましょう!
Cab Calloway、Slim&Slam、そしてCats & the Fiddleを!

Jump and Jiveですぞ
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by hey_leroy | 2008-08-24 23:59 | | Comments(2)

スカからハマへ

予定されていたライブへの参加が数日前にキャンセルとなったので、
さて、どうしようかな・・・と思いつつ、足は横須賀中央へ。
第4土曜日は大衆酒場 『銀次』 が営業している日(通常は土日祝がお休み)。
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僕が好きな酒場ベスト3に入るお店です。
年季が入ったたたずまい、でもカウンターもガラス戸も手入れが行き届いている。
キビキビした接客、乱れるお客さんもいない。
肴は種類豊富で、生モノは新鮮、揚げ物はカリサク。もちろんお値段はお手ごろ。

こんなステキな酒場なので、やはり人気は高い。
ましてや第4土曜は平日に来られない遠距離通勤者や、酒場巡り趣味の人たちで
すぐに満席になってしまう。
今日も、16時の開店を少し過ぎていったら、カウンターはほぼいっぱい。
かろうじて空いてた席に入れさせてもらって、ホッピー氷なしを。
あっというまにカウンターに焼酎入りのジョッキとホッピーのボトルが並びます。
あいかわらずスピーディー。流れるような連係プレー。

そういえば、このお店のカウンターの中は、広いコックピットのようだ。
スタートレックのエンタープライズ号のような。
前列中央のおかみさん(カーク船長)を中心として、左手に揚げ物担当のおねえさん、
奥中央に飲み物やお皿などをすばやくセッティングするおねえさん。
そして奥の右側には板前さん。
さらに別にも厨房があって、煮物や焼き物はそこで作っているようです。
・・・とにかく見惚れるようなそれぞれの所作が、すばらしい。

そして、伝票とかはなくて、お勘定のときにおかみさんがカウンターの
皿と飲み物のビンなどをみながらソロバンをはじくのです。
おそるべし、カーク船長。

あ、今日たのんだのは地ダコと、生ノリでした。ンマ~。


さてさて、サクッと楽しんで、京急に乗って横浜へ。
久しぶりにライブハウス"Thumbs Up"に。
(ちょっとその前に野毛でフライなどつまんだりしたけど)

当夜のライブイベントは『New Orleans Hot Summer Festival』
あいにく蒸し暑さはない天気だったけど、生のニューオリンズサウンドに
触れるのもずいぶん久々な気がします。

出演は『ピリカラザリガニ団』、『Zydeco Kicks(ザディコ・キックス)』、
『古川奈都子Soul Food Cafe』。

はじめてみるピリカラザリガニ団、今日の編成はトランペット2人、テナーサックス、
トロンボーン、ドラムス、そしてスーザフォン。
ニューオリンズブラスバンドというよりは、ベースのかわりにスーザフォンが入った
リズムセクション+ホーンセクションのバンドという印象だった。
でも、それがまた新鮮で。 みなさん良い音色だったなあ。

f0160346_2355372.jpgZydeco Kicksはケイジャン・アコーディオンの中林くんが"セカンド・セレネイダーズ"というニューオリンズR&B風味のバンドをやっていた頃から一緒に演奏したり、Z.K.になってからも対バンしたり、とけっこう長い付き合い。
結構リズムセクションがバンドサウンドになってて、それにのっかるアコーディオンとラブボードがさらにきわだってきこえてくる。なにより楽しい。
みなさんも機会があったらゼヒ見て下さいね!
(ライブ情報などはコチラ

トリの古川奈都子SoulFoodCafe。名前はいろいろなところで見ていたけど、
じっさいの音に触れるのははじめて。
ニューオリンズ独特のfunkやR&BやJazzなどを思いっきり全面に出すわけでは
ないけれど、全体からにじみ出るのはまぎれもない彼の地の雰囲気。
オトナの余裕という言葉が適切かわからないけど、ありそうでないサウンドだったような。

客席では、会うだろうなと思ってた友達にやっぱりあったり、
良い音楽と美味しいお酒に酔った夜なのでした。
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by hey_leroy | 2008-08-23 23:59 | live , event | Comments(0)

タタキ味噌


いただきものの自家製味噌をつかった一品シリーズ(シリーズ化してたっけ?)

せっかくなのでお味噌そのものの美味しさを活かしたのがいいなあ、
と思ってたら、よさげなのをみつけました。

タタキ味噌。
まな板の上にお味噌(大さじ3~4)をひろげ、
奈良漬、ねぎ、生姜を粗みじんに刻んだものと
軸を取って適当にちぎった大葉をのせて酒をふり、
包丁でたたき込むように混ぜるだけ。

大根やきゅうりにつけて食べると、お酒がススムくん。

アツアツごはんに混ぜても美味しそう。

奈良漬を入れる、というのがポイントみたい。
お味噌の風味をそこなうことなく、深みがでます。
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いよいよお味噌ものこり少なくなってきました。
大事においしくいただきます。。。
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by hey_leroy | 2008-08-22 19:07 | 家呑み家ゴハン・弁当 | Comments(0)

モーフでローズ

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六本木のライブハウス『morph-tokyo』でのライブにゲスト参加しました。
『ローズ高野プレゼンツ日本の歌カップジャパン2008/8 
feat 構 康憲(from BIGBIRD)』
アレンジャー、プロデューサー、ミュージシャンにして同級生(笑)のローズ"スティーヴ"高野が贈る一夜限りのスペシャルユニット。

J-POP珠玉の名曲をローズ氏のアレンジで。
大澤誉志幸、チャゲアス、真心ブラザース、PUFFY・・・
ドラムレスの編成で、ちょいとしっとりめな大人サウンドでしたね。

僕はスターダストレビューの『木蘭の涙』と、
今回のボーカル、構君のバンドBIGBIRDの曲『手紙』の2曲で
ソプラノサックスを。
ほぼ(というか完全に)ぶっつけ本番だったけど、久々にリバーブが
効きまくったヤラシメの音作りで、気持ちよかった。
お客さんもたくさん入ってたなあ。

久々のロッポンギ、久々のバックステージパス、
ほぼ初めてのJ-POPカヴァー、まったく初めてのmorph-tokyo。

高野部長、おつかれさまでした。
ありがとね。
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by hey_leroy | 2008-08-21 23:59 | live , event | Comments(2)

黒糖焼酎っ!・・・ん?


奄美特産、黒糖焼酎。
独特の風味、ほのかな甘さ・・・朝日も昇龍も長雲も・・・大好きです。

でも、こないだ本屋で雑誌を立ち読みしてたら、大衆酒場好きとしては
「ほほ~っ」と思わずニヤける記事が。

なぎら健壱兄ィが雑誌『食楽』で連載している『絶滅食堂で逢いましょう』。
毎月、昭和の香り漂う大衆食堂、喫茶店、甘味処などをたずねます。

今書店に並んでる号では、さいたま市大宮駅前にある「大衆酒亭食堂」に
おじゃまして、サラシクジラやらアジフライやらをアテにビールをプハ~っと
やってます。
メニュー短冊がずらり並んで、いい雰囲気。
なぎらさんも地元のおじさんたちとなごやかに呑んでます。

で、ページをめくると、店のオバチャンから一升瓶に入った黒褐色の飲み物を
コップに注いでもらってる兄ィの写真が。
なんだろう・・・。文章を読むと、「黒糖焼酎」だって。
どうやら甲類焼酎に黒糖を溶かし込んだもののように見える。

・・・そうきたか。
いかにも大衆酒場に似合う一杯。
シモキタのもつ焼きやのレモン果肉入り焼酎とか、
下町酒場の定番、梅シロップ入り焼酎とかにツウヅルような。

でも、黒糖入り焼酎って、初めてきいた。
地域によってはポピュラーなのかな。
黒糖泡盛ってのはあるみたいだけど。

というわけで、気になったのでさっそく試してみました。
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家にあったキンミヤ焼酎(25度)に、黒ラッキョウを仕込んだときにつかった
黒糖の残りを割りいれる。分量は適当(気持ちひかえめ)。
けっこうすぐ溶けて、それらしい色に。
次の日のんでみたら、黒砂糖の甘みと甲類焼酎のアルコール感が、クセになるお味。
自然の甘味だけど、ジャンクな雰囲気も濃厚に漂います。
冷やしてそのままいただいたけど、当然キキます。

実際どういうモノなのか、雑誌の写真からではわかるハズもないのだけど。
大宮までわざわざ確認しにいくほどの探究心もないし・・・
とりあえずはこれでヨシ、として愉しみます~。
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by hey_leroy | 2008-08-19 23:59 | 家呑み家ゴハン・弁当 | Comments(0)

薪能・・・でしたが・・・


チケットを事前におさえて、たのしみにしていた 『小金井薪能』。
小金井公園内・江戸東京たてもの園前の広場で夕暮れ時にかがり火を焚いて
能を舞うのを観る、という趣向。

だったのだけど、、、。

まさかの雨。
昼ごろはシトシトそぼ降る感じだったのが、
夕方になると豪雨に。

なんとも残念だけど、仕方がない。
雨天時の会場である近くの高校の講堂へむかう。
かなり立派なホールで、お客さんもいっぱい。千数百人はいるみたい。

今日の演目は、
・木遣りによる火入れ(室内だったので実際は火はいれなかった)
・能   「黄金桜」  (津村禮次郎ほか) 
・狂言 「末広かり」 (野村萬斎ほか)
・半能 「養老」    (観世喜正ほか)
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能も狂言も中学のときに文化活動かなにかで観たとき以来。

感想としては、恥ずかしながら「わかるようなわからないような・・・」。
能の様式とか、もうちょっと予習してったほうが良かったのかなと
思いつつ、どうせわからないなら、先入観なかったからこそ楽しめたところも
あったかな、とも。
地謡の迫力とか、抑制された中のグルーブ感とか、新鮮に感じました。

狂言はご存知、野村萬斎さんたちによるもの。
太郎冠者なんて言葉、そういえば昔きいたなあ。
滑稽なストーリーと動き、台詞回しが笑いを誘う。

たっぷり3時間ほど。

しかたないけれど、やっぱり野外でみたかったな・・・。
屋内のステージで照明バッチリでみるのよりも
かがり火の自然な明かりのもとで観たほうがより「幽玄の世界」というか、
違った感銘が受けられたのではないかなあ。

前に谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』を読んだときにも、能の面や着物などは、
ただ明るいだけのところではなく、光と影のバランス、というか陰翳のなかでこそ
美しさを発揮する、みたいなことが書いてあって、そういうところで期待していた
部分もあったので・・・。

リベンジ、あるかどうか。。。もし機会があったら。。。
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by hey_leroy | 2008-08-17 23:59 | days | Comments(0)

過ぎ行く夏に


8月も後半。
残暑の厳しさ、ねっとりとした蒸しあつさはあるけれど、
少しずつ季節は移りかわっていきます。

こんなとき聴きたくなるのは
メジャー7thな感じのシンガーソングライターもの?
あるいはメロウなsoul?


本日のワタクシのおすすめは、
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"the beautiful sea / jackie & roy" (1999 DRG records)

結成50年を超える大ベテランのおしどりデュオ、ジャッキー&ロイ。
歳をかさねても、ふたりの美男美女ぶりやハリのある声は
かわることがありません。

Roy KralのツボをおさえたピアノにのるJackie Cainの伸びやかな歌声、
そしてふたりの洒脱なボーカルアンサンブル。

このアルバムはサブタイトルに"songs of sun,sand & sea"と
あるように、海にかかわりがある曲ばかりをとりあげたもの。
ふたりのオリジナルが1曲、あとはfrank loeser,tommy wolf,dave frishberg,
peggy lee,mark murphyらが書いた曲たち。

真っ青な海と空、まぶしい太陽!というような夏全開のイメージではなくて、
ちょうど夏が終わりかけて、人もすこし少なくなってきたかな?というころの
海辺をほうふつとさせます。

ふたりの落ち着いた雰囲気のせいもあるかな。
アレンジもすずしげ。 打ち寄せる波音からはじまり、おわる。
dave samuelsのヴィブラフォンが効いていて、
ジャズサンバ調の曲や軽めの4ビートをおりまぜつつ、
心地よい歌声が響いてきます。

John Simonが「ミュージカル・コーディネイター」として参加しているのも
ポイントのような気がします。プロデュースはしていないものの、
ストリングスの編曲や楽曲提供に、めずらしくトロンボーンまで
吹いていたりして、深くかかわっている様子。
実際聴いていると、アルバム全体にジョン・サイモンのカラーがでているような。
ジェントリーでウィットに富んでいて、そこにヒップネスがふりかけられていて。

じつは彼らはこのアルバムの前にサイモン氏のプロデュースで1枚作っているのだけど、
("Forever"1995 music masters, inc.)
それよりもこちらの方が小粋でオシャレでスインギー、というJackie & Royの
良さが楽しめるなあ、というのが自分の印象です。

その後Roy Kralが亡くなり、このアルバムが彼らの最後のものになってしまったのは、
とっても残念です。


さて、今夜はフジサワのBar Cane'sで月イチのDJイベント"voices inside"でした。
あまり長い時間はいれなかったけど、楽しみました。
アトランティックレコードを創りあげたひとり、ジェリー・ウェクスラーの訃報が
伝えられたこの日、ザックリといなたく最高にカッコイイ、アトランティックの名曲たちが
流れたのはいうまでもありません。
futamijun & yazawaの両氏、おつかれさまでした。素敵な音をありがとう。
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by hey_leroy | 2008-08-16 23:59 | | Comments(0)