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大つごもり

散髪よりも"ちょっと一杯"を優先してしまったことを悔いる年の瀬。



2014年は、正直、長かった。 めずらしく。

でも、良い年だったと思ってる。

10年以上、自分をうっすらと皮膜のように覆っていたダウナーなものがほどけてきたような。

飛躍はないと思うけれど、いつもどおり楽しんで、来る年を過ごしたい。



"Auld Lang Syne / Aretha Franklin & Billy Preston"


みなさまも、素敵な2015年をおむかえください。
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by hey_leroy | 2014-12-31 07:46 | days | Comments(0)

年年歳歳

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『年年歳歳』 『雪まろげ』 安藤鶴夫 (旺文社文庫)

安藤鶴夫が昭和35~41年に雑誌「あまカラ」に寄稿した文章を中心に2冊にまとめたもの。
"アンツル先生"こと安藤鶴夫(1908~1969)は演芸・歌舞伎を中心とした評論家、作家。
『巷談本牧亭』 や 『落語鑑賞(上・下)』 などが有名だけれど、僕は読んでいない。
今回の2冊のような日頃のあれやこれやを綴った随筆でいまのところは十分満足。 
情に厚い明治生まれの東京っ子の気風が伝わってきて心地よい。
家族想いで、感激屋で、涙もろい。「カンドウスルオ」との別名もあるほど。
娘の結婚式のはなしや、役者・花柳章太郎の最期のはなしなど、読んでいるこちらもグッとくる。
浅草、両国、四谷、佃島あたりの今・むかし。
書き言葉も小ざっぱりとしてて、情景が浮かんでくるような趣きもあって、良いのです。

これらの文章が載っていた小冊子「あまカラ」。
大阪の和菓子舗、鶴屋八幡が主なスポンサーとして1951~1968年に発行していた月刊誌。
食味随筆中心に掲載されていて、その内容や表紙デザインにより、古書店では今でも人気。
一冊だけ手元にある。
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1960年12月号。
目次を見ると、そうそうたる執筆陣。
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小島政二郎、獅子文六、山本嘉次郎、澁澤秀雄、吉田健一、邱永漢、谷内六郎・・・。
もちろん安藤鶴夫も。
近年の自分の嗜好は、この辺りの人たちによって形作られているんだなぁ、とあらためて思った。

「年年歳歳」に「雪まろげ」・・・なんとなく歳末な感じです。

古き東京がらみの随筆ばっかり読んでいたので、
年明けは、ポール・オースター編の「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」を読む予定。

今日は姪っ子の15歳の誕生日を祝う。
高校受験真っ只中。
まぁ、できることをしっかりとおやんなさい。
・・・としか言えない伯父さんは、きっと反面教師。
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by hey_leroy | 2014-12-30 21:01 | books | Comments(0)

師走酒中日記

何かとあわただしい年末。
喧騒やら激務・雑務やらから身を遠ざけて、ひとりぼんやり酒を呑みたい。
・・・というのは、師走にかぎったことではなく。 みなさまご明察。


師走某日。
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フジサワにて。昔からある串焼き・串揚げのお店。
かつての繁盛店も代替りしてからずいぶん静かになったような。
でも、独酌には最高。わがオアシス。
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無口な若い店主。完全に放置しておいてくれるのがありがたい。
意外とないのだ、こういうところ。
話をしたいときには、別のお店に行けば良い。
燗酒を頼むと、鍋に直接酒を注いで温める。
「煮立つ」前に徳利へ。早い。・・・そして、そんなに悪くない。
レンチンの燗酒は興醒めだけど、これはまぁ・・・ん~、良い酒だったらやっぱり嫌かな。
塩辛。とりねぎ、えのき巻を2本ずつ。二合徳利1本。


師走。聖夜前夜。
こんな日はあそこもすいているに違いないと思って暖簾をくぐる。
結構混んでて、カウンターの隙間に入れてもらう。
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フジサワで居酒屋といえば、という問いに対する世間の答えはここだ。
そしてなんと自分は今日が初めて。
なぜなら、すぐ近くに数年前まであった支店の方を贔屓にしていたから。
支店が閉まったあとも、そこの板さんが独立して開いた店に行ったりしてて。
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季節感満載な品書きに迷う。
牡蠣と葱の味噌炒めと、帆立のぬた。お酒を2本。
大ぶりでプリプリの牡蠣が八丁味噌でこっくり炒められてる。旨味凝縮。
ヌタも、いい塩梅。 お酒がすすむ。
お運びのおばちゃんたちがやさしい。支店もそうだったけか。
また来たいな。こんどは二人か三人連れで、たくさん頼もう。


師走某日。
カマクラ探検。小町通りを入ってすぐ、若宮大路に抜ける横丁沿い。
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近くのワイン酒場を横目に、年季の入った焼き鳥屋の引き戸に手をかける。
薄暗い、カウンターのみの店内。ちょっと強面の主人。
日本酒を燗で。厚手の焼き物での茶碗酒だ。
やきとり、つくねをタレで。塩煎り銀杏。豚タンを塩で。レモンサワーも。
焼きもの、おいしい。
お客さんはみな常連さんみたい。
居心地の悪さはない。 そういう雰囲気にいつしか馴れた所為もあるのだろう。


師走某日。カマクラ。
このお店を知ってから、週1回のペースで来ている。
いいねえ。
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開店直後。 先客なし。
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今日は「やきとり」。 ・・・今月は焼き鳥を肴にする機会が多いなぁ。
ヒナ肉とレバーと砂肝を串に刺さずにフライパンで焼いて、特製のタレをからめる。
上にのったネギが嬉しい。
タレはキリッと濃い目。ご飯ほしくなる。
今日は大きい徳利1本とやきとりだけで。
壁にかかった調理師免許で、おばあちゃんは昭和4年1月生だと知る。
そして、いつも会う常連のおじいちゃんは、近所にある、昼しかやってなくて、
メニューを番号で注文しないと怒られる、でもとっても美味しい中華屋さんの親爺さんなのであった。 
そういえばしばらく行ってなかったなぁ。


師走二十九日。
2014年、外呑み納めもカマクラで。
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司牡丹を2本。菊正宗を1本。牡蠣のホイル焼き。おでん。
カウンターに切られた自分専用の燗付け器で好みに按配する。
ゆっくりと燗がつくのを待つのが幸せなり。
そう。ついキュキュっと速いペースで呑んでしまうのを来年は戒めたい。
お通しの、べったら漬けに辛子をチョンとのせたのが滅法美味かった。
そして、ここのおでんは、なんといってもちくわぶ。
最低でも二日は煮込んだものしか出さない、と女将。
今日のは三日目とのことで、染みた出汁と一緒に口の中で溶けますわぁ。
あぁ、いい気分。

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そして、締めくくりは、やはりこちらで。
ビール2本、菊正宗をコップで1杯。
蕪の葉と白菜の漬物でのんびり。
おばあちゃんも年末で若干お疲れのご様子。
お客さんが増えてきたところで「良いお年を」と席を立つ。

来年も美味しく呑めますように。
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by hey_leroy | 2014-12-29 23:45 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

ライブ納め

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今年のライブ納め。
鎌倉スパイラルに、モミーFUNKを見に行く。
ドラムのルイくんはKENTaの"BlackCoffee"などでご一緒させてもらってた。
歌のモミー氏も、初対面ながら実はとても近いところで活動してて。
・・・なんてことはどうでも良いほどに、休眠中のわがファンク魂が刺激されたステージでした。
楽しかった~。
おもろかった~。
技術があるからこその笑い・・・なんて言うのも野暮。



今日のじゃないけど。
モミーサイクリングの洗礼もしっかり受けたゼィ。
ラムトニックがまわったゼィ。

初めて行った鎌倉スパイラルだけど、年内で一旦クローズなのだとか。
イベント「Heaven&Hell 地獄の5日間~」 の今日は3日目なのでした。

ライブの前後は小町裏で立ち呑む。
帰宅してからもキムチチゲで呑む。
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プレミアチックなこの焼酎、鎌倉の某スーパーでほぼ正札で売られてるのを発見。
オイラウレシイ。
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by hey_leroy | 2014-12-28 23:44 | live , event | Comments(0)

明治のおもかげ

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『 明治のおもかげ 』  鶯亭金升 (岩波文庫)

鶯亭金升(おうてい きんしょう)。1868~1954年。
雑誌社や新聞社で記者を務め、雑俳の宗匠でもあった。
芝居、書画、落語、粋筋にくわしく、多くの都々逸、狂歌雑俳、小唄に落語などを作った。
江戸末期に生まれ、明治、大正、昭和を生き、昭和29年に86歳で没している。

この「明治のおもかげ」は、亡くなる前年に出版された。
当時の通人、粋人や市井の人々のちょっとした逸話が淡々と語られている。
西洋文化が入ってきた明治ではなく、江戸の名残としての明治の風物。
むかしの役者や文人墨客の名前などチンプンカンプンだけど、大らかな雰囲気は伝わってくる。
洒落っ気、ユーモア、懐の深さ。
とても昭和に書かれた本とは思えない。

「浮雲い」と書いて「あぶない」と読ませたり、文章も今読むと洒脱。
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by hey_leroy | 2014-12-27 08:34 | books | Comments(0)

忘年会ライヴ ~Rikuo with Hobo House Band~

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フジサワにて

たくさんの歌と

たくさんの愛を

たくさんの友と


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このシアワセな気分を胸に年を越せるよろこび。


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チューソン君、画像拝借したよ

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by hey_leroy | 2014-12-26 23:59 | live , event | Comments(0)

meet me under the mistletoe

気分的にすっかり出遅れて、駆け込みクリスマスソング大会となる。
しっとり気分で聴くべきなのに、本末転倒はなはだしい。
NRBQ、Kenny Rankin、Hamish Stuart、Singers Unlimited・・・
クリスマスアルバムにハズレなし。
で、Jazz&Jiveなコンピレーションのがやっぱり気持ち良い。
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ジャケがなんとも・・・だけど。
Louis Prima、Johnny Otis、Babs GonzalezにLionel Hamptonら。
大時代なアメリカモノはいかにもクリスマスという気分になる。


Dick Robertson "Meet Me Under The Mistletoe"
タイトルがいいなぁ。「ヤドリギの下で会っておくれよ」。
クリスマス飾りのヤドリギの下にいる少女にはキスしてもよい、とか、
恋人同士がヤドリギの下でキスをすると結婚の約束を交わしたことになる、とか。
ロマンチックだこと。





こちらは1905年のクリスマス映画。
109年前?
夜の野山や町をサンタを乗せた橇が行くシーンがなんとも可愛らしい。
まくら投げする子供たちも。
そして、昨日紹介した映像よりもサンタはリアル。


さて。今日はケーキ食べて、ニギニギヤカヤカに過ごすことになりそうです。

昨日の夜中、急に発熱したっぽいけど、なんとか持ち直した(と思う)。
知り合いでインフルエンザに罹った大人が去年より確実に多い。
気をつけなくちゃ。 気をつけましょう。

そして、すてきなクリスマスを。
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by hey_leroy | 2014-12-25 09:11 | days | Comments(0)

1925年のサンタ映画

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そうだ、もうクリスマスなのだった。




たまたま見つけたこの映像。1925年北アラスカでの撮影?
ファンタジーのようで、ドキュメンタリーのようで、シュールな笑いも今にしてみると感じられて。
ロケがなかなかすごい。
リアルトナカイ、リアルエスキモー・・・サンタだけがあまりリアルじゃない・・・。
でも、なんだかハマって繰り返してみてしまう魅力があります。

すてきなクリスマス・イヴを。
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by hey_leroy | 2014-12-24 07:49 | days | Comments(0)

Joe Cocker R.I.P.

"Joe Cocker, the gravelly British singer who became one of pop’s most recognizable interpreters in the late 1960s and ’70s with passionate, idiosyncratic takes on songs like the Beatles’ “With a Little Help From My Friends,” died on Monday at his home in Crawford, Colo. He was 70. The cause was lung cancer, his agent, Barrie Marshall, said. " (The New York Times)



The Moon Is A Harsh Mistress / Joe Cocker (1974)
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by hey_leroy | 2014-12-23 22:20 | | Comments(0)

ゆず湯、燗酒、笑い納め

冬至なり。
今年は「朔旦冬至」とかいう、19年に一度のめずらしいものらしい。
日の長さと月の満ち欠けがナンタラで・・・
とにかく太陽の復活と月の復活が重なるというオメデタイ日なのだそうな。

神楽坂に来ました。

路地や坂道をいったりきたり。
粋なお店もたくさんありそうだけど、それ以上に目に付くのはワインバー。
隠れ家的barもありすぎると、もはや隠れられてない感じ。
でも、町の風情は流石だ。
多くの店先や家先には松飾りが。 年の瀬を感じる。。。

しかし、まぁ、なにはともあれ、冬至といえば、ゆず湯であります。
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夕刻。 路地裏にある熱海湯さん。
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ですです。ゆず湯です。
先客は3人ほど。湯船にはネットに入ったゆずがプカプカ。
湯はあまり熱くない。 たまたまかも。
こちらはボイラーでなく、すっと薪で焚いているのだとか。
ずっと入っていたいお風呂。ポカポカです。

さて。湯上がりにビール!といきたいところだけれど、今日はちと趣向を変えて。
せっかく神楽坂にいるので・・・
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風呂屋からあるいて3分ほど。 知る人ぞ知る酒場へ。 初めて来ました。
石畳の横丁の奥に建つ古い日本家屋。 縄のれんがかかる。
囲炉裏の炭火で燗をつける主人。
それを鉤の手で囲ったカウンター席に座りたかったけれど、テーブルでの相席となった。
・・・開店の17時を5分過ぎたあたりに入ったら、自分で満席となったのだった。
予約とかで一杯らしい。あぶねえあぶねえ。
飲み物は日本酒の白鷹のみ。燗か冷やか。自分はもちろん燗で。
肴は、座れば出てくる一汁三菜。
この日は、青菜とジャコの和えもの、イカの塩辛、茹でた豌豆。
最後に出てきた豆腐の味噌汁はユズが香っていた。
静かな時間が流れる。
酔って声高になると注意を受ける、という事前情報があったのだけど、
とくに緊張感があるわけでもなく。
ひと昔前のジャズ喫茶みたいだったらどうしようかと思ったけど、杞憂だった。
良き哉、良き哉。
また飲みにきたいなぁ。 今日は徳利を2本。

さてさて。 今日の目的はもうひとつ。
神楽坂から新宿三丁目へ。
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寄席定席、新宿末廣亭。十二月下席夜の部で笑い収めなり。
去年の9月以来の末廣亭。
目当ては古今亭志ん橋師匠の落語と、昭和こいる&あした順子の共演だったのだけど。
師走のこの時期、みなさん別のお座敷があるのか、代演また代演で、プログラムは荒れ模様。
ふた組とも休演なのでした。
ま、それはそれでしゃーないか。
めっけもんがあるやもしれないので、上手側の桟敷席でのんびり眺める。
古今亭志ん陽「道具屋」、橘家蔵之助「ぜんざい公社」、柳家小里ん「掛け取り」などなど。
トリはむかし家今松「らくだ」。
正月の華々しい雰囲気の寄席もいいけど、年の瀬に聴く落語もしっとりとした風情があるわいなぁ。
って、あんまり盛り上がってなかっただけか? ちなみに客の入りは、まぁまぁなり。
・・・でも、やっぱり、志ん橋師が見たかったな・・・。

21時に終わって、末廣亭から歩いて20秒のビル地下のbarに。
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バンド仲間でもあるまっちゃんの店。2年ぶりぐらいだろか。
ごぶさたすぎ。 なのに滞在時間は20分ほど。ひどいねぇ。
ビール小瓶2本を流し込んで辞去。
ドラムのりえぞーさんにも会えたし。でも、今度はもっとゆっくりきます。
行けなかった界隈のお店にも顔だします。

忘年会シーズン真っ只中にして祝日前の新宿は大混雑。都会だねぇ。
満員電車に乗る気力・体力ともに持ち合わせていないので、
昼間に予約していたロマンスカーに飛び乗って帰宅。
ちなみにロマンスカーは展望席の前から2列目だった。 ちょっと楽しい。

そんなこんなで冬至満喫。
カボチャ食べなかったけど。
本当は神楽坂の前に、早稲田・穴八幡の一陽来復のお守りをもらいに行こうかとも思ったけど。
行列がすごそうだし、ちょっと欲張りすぎだなと思って断念。
そうしてよかった。 満足まんぞく。 
なんか、気分は一気に歳末な感じ。 あとは仕事をがんばります。 

そうそう、湯冷めはしませんでした。 めでたしめでたし。
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by hey_leroy | 2014-12-22 23:59 | days | Comments(0)