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弥生晦日

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本屋で、文藝別冊「タモリ」を偶然見つける。2014年1月発刊。河出書房新社。
こんなの出てたのか。「いいとも」終了決定と、新書「タモリ論」への対抗、がきっかけかな?

「いいとも」以前のタモリを知るには良い本かも。吉行淳之介、赤塚不二夫、坂田明、高平哲郎らが80年代初めに書いたコラムの再録が面白い。山下洋輔、筒井康隆、大橋巨泉、団しん也らへのインタビューもある。タモリ発見から上京前後のことは、すでにいろんなところで語られているけれど、繰り返し読んでも飽きない。(僕はジャズに興味を持ちはじめた中学生の頃、山下洋輔のエッセイで夢中になったクチです)

ただ、新しく書かれたコラムや論考は、失礼ながら、本のカサ増しのために書かれたような、物足りなさを覚えるものが多い。 執筆やインタビュアーも兼ねている編集スタッフたちには気の毒だが、タモリもその周辺人脈も、彼らが太刀打ちできる相手たちではない。論じようとすればするほど、その文章は上滑りして鼻白む。「こんなことがあった」というエピソードの羅列だけで十分。天才だなんだと持ち上げるつもりはない。タモリはタモリ。それだけ。

この本が出たあと、ヨルタモリがはじまり、この春、ブラタモリも復活する。こないだやったブラタモリ「京都完全版」のナレーションは加賀美幸子さんだった。僕がタモリを初めて意識して見たのは、NHKの「テレビファソラシド」だった気がする。司会は加賀美アナ。メインレギュラーの永六輔の隣で彼の真似をしまくるタモリ。あれ、でもこれ1980年か。もっと前からイグアナとかハナモゲラは知ってたよなぁ。 ま、いいか。

3月も今日でおしまい。
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by hey_leroy | 2015-03-31 23:42 | books | Comments(0)

海辺のドライヴイン

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七里ガ浜海岸駐車場に本日オープン。
午後、散歩がてら偵察に。
・・・やはり、かなりの行列でした。
春休み真っ只中だしなぁ。
それにしても、イイ陽気だこと。
もうちょっと落ちついたころに来てみよう。
友達もスタッフとして厨房に入ってる。
ハワイアンなプレートごはんなどメニューは盛りだくさんらしい。
グラスやコースターなんかもイイ雰囲気(ステキなHPを見た感じで→link

お洒落な雰囲気を外観から眺めて、散歩のつづき。
結局、鎌倉まで。
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いつものおばあちゃん酒場で自家製塩ラッキョ。
ハワイもいいけど、おいらにはこちらがお似合いさ。

だいぶ咲きそろってきた桜は本日は愛でず。
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by hey_leroy | 2015-03-30 22:39 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

1974年のTom Scott



”Help Me" Joni Mitchell with L.A.Express (1974)

なかなか貴重な1970年代の「動く」トム・スコットさん。
わが敬愛するサックス奏者の一人であります。
ジョニ・ミッチェルとのライブはアルバムになってるのは聞いてたけど、映像は初見。
この頃のトムさんの音色が一番好きだ。なつかしいアジャストトーンのマウスピース。
ゴリゴリ吹き倒す人より歌のバックで気持ちよく奏でている人が昔から好きなのです。
トムさん、影響受けてる。
バンドも躍動感があって瑞々しくてヨイ。
当時のJoniの恋人、ドラムのJohn Guerin、カッコイイ。
もっと長い映像もupされとります。

Joni Mitchell - Vocal & Guitar
Tom Scott - Saxophones & Lyricon
Robben Ford - Guitar
Max Bennett - Bass
John Guerin - Drums
Roger Kellaway - Keyboards


んでもって、もう一丁。
押しも押されぬサックス界のスター、サンボーンさんの1970年代。 with JT!



"How Sweet It Is" James Taylor (1979)

James Taylor - Vocals, Guitar
Waddy Wachtel - Guitar
Danny Kortchmar - Guitar
Don Grolnick - Keyboards
Lee Sklar - Bass
Russ Kunkel - Drums
David Lasley - Background Vocals
Arnold McCuller - Background Vocals
David Sanborn - Saxophone

あぁ、イイ・・・
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by hey_leroy | 2015-03-30 07:08 | | Comments(0)

片手落ち

今年初めて食膳にそら豆が上る。
おォ・・・!

だのに、ビールがない。
あァ・・・!


・・・そら豆は、おいしかったです。


 「新そらまめの実入ったのを、莢皮ごとうでて、小ぶりの箕笊に入れ、お客に出したことがある。
 柔らかい綿毛の皮をむいて、みづみづしい豆を食べるのは、大変うまい。皮も、あくまで青い、新鮮なものでなくては、感心できない。たいそう喜ばれた。
 しかし此頃は、そのやうなそら豆は、早早と手にはいらない。皮をむいて使ふそら豆でも、お歯黒がつきすぎてはいけず、実がはいらず、ぶわぶわでもいけず、仲仲、おいしいそら豆を入手するのはむずかしい。
 一般に出まはるのは、五月場所が済まなくては、粒ぞろいのいい品は、手に入らないのである。
 どうして?
 角力の場所中、十五日間、みんな、あの大袋の中に入れるためだといふことをきいた。
 場所中、何千といふ人が、食べる量は、ひと粒ならべに、青青したそら豆を薄い紙皿に入れるにしても、大変な量になる。又、ひとつづつ、皮をむいて食べながら、ビールを飲むのは、格別とある。
 ですから、お角力のある期間は、普通の台所には出まはらないといふ。わたしも、そら豆が、そのやうに場所中なくてはならないものとは知らなかった。買占めといふ言葉がある。それですね。」
 (中里恒子「日常茶飯」の一篇「そら豆」より。昭和61年)

・・・ホントかなァ?

こうなったら、五月場所、行ったろか。そらまめとビールのために。
いや、相撲ももちろんみたい。
前に見たのは、2011年5月。震災直後で「五月技量審査場所」として無料だったときだ。
そのときは、さすがに興業としての華々しさはなかったので。。。
調べたら、チケットは今度の土曜が発売開始。
それまで気持ちにイキオイが残っているかどうか。
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by hey_leroy | 2015-03-28 22:39 | books | Comments(0)

散ったり咲いたり

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藤沢・奥田公園あたり。
河津桜は散りはじめ。 染井吉野は咲きはじめ。
ベルギーのチェリービール、"ベルヴュー・クリーク"を買って。
あぁ、マイグラス持って来れば良かった。
忘れずに・・・手ぬぐい、石けん、マイグラス。

公園の芝生では、歩き始めたばかりの幼子がヨタヨタと歩いては転び、を飽くことなく繰り返す。
そのすぐ近くでは、歩くのが覚束なくなった(失礼)老爺が片足でバランスをとる運動をしていたり。

ふと、山口瞳の文章を思い出す。
 「それは初場所の千秋楽だったのだけれど、十両の取組みが終って幕内の土俵入りになる。東から呼出しさんの柝(き)でもって花道から幕内の力士が歩いてくる。土俵入りが終って、東方の力士が、ふたたび柝でもって退場する。次に西方の力士があらわれる。そのとき、東方の呼出しさんの柝が、西方の柝と交錯するのである。一方は終わった柝、もう一方は生まれてくる柝。両方の柝が重複するのは非常に短い間である。東西の柝が鳴ったその瞬間に、鼻の奥がむず痒いような目が渋くなるような感じがあって、それに耐えるのに苦しんだ。私は泣いていたのである。」 (「行きつけの店」より)


夕方、久々の外呑み。久々のカマクラ呑み。
小町裏の立ち呑みH文庫の"菜の花とヤリイカの和え物”、美味し。 レモンサワーも美味し。
そのとなりの昭和スイング立ち飲みバルでもレモンサワー。
最後はいつものおばあちゃん酒場でまったりビールとコップ酒。
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by hey_leroy | 2015-03-27 23:20 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

今一度逢い度候

 大叔父のシゲタカさん()が昨年93歳で亡くなる直前までしていた仕事、「月刊日本橋」での連載。一度読んでみたかったけれど、書店で売っているものではなく、日本橋界隈の店舗や企業などで配布されているタウン誌のため、その機会がなかった。 でも、読みたい・・・ということで、厚かましくも編集部宛に事情をメールして、一部でも二部でも分けてもらえませんかとお願いしてみたところ・・・

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 ありがたいことに、すぐに送っていただいた。 それも何冊も。 本当にありがとうございます。

 大叔父の連載タイトルは「今一度逢い度候」。ふりがなは「いまひとたびあいたくそろ」とある。2014年2月号が95回目で、最後のようだ。今はもう会えない人たちとの思い出を綴っている。映画監督、作家、評論家、画家・・・。井伏鱒二や杉本健吉といった名前も登場する。 90歳を超しても、古い文献をあたって俳句や文章を引用したり、とても精力的に執筆していたんだなぁと感じ入る。そして、ところどころに昔暮らしていた吉祥寺や京都のことも。祖母や母もチョイチョイ登場している。 母に見せたら、いろいろと当時のことを思い出したようで。 向島の高利貸しに大叔父が長いことためてた借金を祖母と母とで返しに行ったこととか・・・(爆)。ちなみにそのとき幼い僕は母の背中におわれていたとか・・・。 人に、家族に歴史ありです。

 さて。月刊日本橋。これが、なかなか読み応えのある冊子でありまして。昭和54年創刊。B6判の横綴スタイルは「銀座百点」とか、むかし大阪で出ていた「あまカラ」とかと同じ。毎号100ページ前後のボリュームで、街の情報もさることながら、読み物の充実ぶりに目を見張る。手元にある2013年の連載執筆陣は、南伸坊、水森亜土、向笠千恵子ら。まちの人が綴るエッセイ「日本橋旦那ばなし」なんてのもある。 こういう、人目にはなかなか付かないけれど、きっちりした仕事をしている書籍というのが結構あるのだろうなぁ。 月刊日本橋。機会を見つけてこれからも読んでいきたい。そして、くり返しになりますが、御厚意に感謝します。

 
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by hey_leroy | 2015-03-26 07:56 | books | Comments(0)

早咲き桜

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腰越の裏というか、津というか、西鎌倉というか。
仕事帰りにブラブラと普段歩かない道を通って。
桜、シルエット。

昨日今日と空気が澄んで、朝は富士山も伊豆大島もクッキリみえる。
気持ち良い。

寒の戻りといってるけど、陽射しを受けると寒さは感じない。
やっぱり、もう春なのだぁね。
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by hey_leroy | 2015-03-25 19:52 | days | Comments(0)

♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

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フンフン ♪ 鋭意選曲中にゃり ♪
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by hey_leroy | 2015-03-24 20:33 | days | Comments(0)

弥生閑話

東京都心ではソメイヨシノ開花。
平年より3日早いとのこと。
河津桜も他の早咲きの桜も、今年は見てないなぁ。

録画しておいたNHKの日曜美術館の再放送を見る。
昨年3月に急逝したイラストレーター安西水丸さんの特集。
初の単行本「青の時代」、村上春樹や松任谷由実との仕事について振り返ったほか、
江ノ島でのスケッチ風景など、動く水丸氏を見られたのが良かった。
青山と鎌倉に仕事場を構え、イラストは青山、小説やエッセイは鎌倉で主に手がけていたという。
倒れたのは鎌倉山の書斎。2日後に亡くなった。

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僕の部屋にある、2003年の雑誌「relax」。鎌倉とスティールパンの特集。
水丸さんも鎌倉山を中心とした日々を写真とコメントで綴っている。
七里ガ浜のJJ.Monksは逗子に、鎌倉の喫茶「映画館」も線路脇から由比ガ浜通りへと移ったけど、
彼が散歩した湿地帯も草原も漁港もかわらずある。

ひと目で安西水丸だとわかるイラストももちろんだけど、穏やかで少し偏屈な文章が好きだった。


午後。やはりNHKで、19日に89歳で亡くなった桂米朝師匠の追悼番組。
「日本の話芸」、1992年の高座の再放送。演目は「胴乱の幸助」。
上方落語は江戸落語ほど馴染みはない。
でも聞いていくうち、どんどん引き込まれる。 そして笑える。
30分は短いなあ。youtubeで「地獄八景亡者戯」を見よか。
・・・いや、大作でない、ちょっとした話がまた面白いんだなぁ。

「舌耕(ぜっこう)。舌で耕す。何を耕す? 人の心を耕す」 
・・・冒頭の小沢昭一のナレーションが沁みる。

米朝と小沢昭一は、「やなぎ句会」での句友でもあった。ほかには永六輔、柳家小三治、加藤武、入船亭扇橋、江國滋、矢野誠一、三田純市、永井啓夫、大西伸行・・・半分が鬼籍に入った。
各人の著書による句会のエピソードはそれぞれが面白くて。

というわけで、休日なれど、自宅充電。
本も読みました。 音楽はちょっと聞きました。 夜は冷え込みを感じました。
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by hey_leroy | 2015-03-23 21:47 | days | Comments(0)

読んだもの備忘録

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『 モーニング物語 獅子文六短篇随筆集』   (1995年 木鶏社)

 獅子文六(1893~1969)の随筆集。没後25周年ということでの発刊か? ここ数年、小さなブームになっているようだけど、1995年あたりにも注目されていたのかな。 
 生まれ育った横浜、疎開していた四国、移り住んだ大磯、遊学していたフランス・・・。それぞれの場所での思い出の酒食のこと。心に残る人たちのこと。 そして家族のこと。 自伝的小説「娘と私」を読んでから、文六先生の家族が出てくる随筆を読むと、なんだかジーンとしてしまう。どの文章も、明快でサッパリしていて、リズムがあって、グイグイ読める。それでもってなんだか情緒もあるのだ。大きめの活字で余裕のある行間なので読む方の気分もゆったりしてくる。同時に出版されたと思われる随筆集「山の手っ子 町っ子」も読んでみたい。


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『 仮寝の宿 』   中里恒子 (中公文庫 1979年)

 この著者が書いた別の本のことが気になってたのだけど。 古書店で名前をみつけたので手に取ってみた。昭和の女流作家による、昭和50年の日本国内紀行。京都、厳島、熊野、函館、興津、松江などを訪ねる。名所めぐりにこだわることもなく、思うままに土地土地を楽しむ。 京都の俵屋、松江の皆美館、熊野のあづま屋など旅館は自分でも耳にしたことがあるような一流どころばかりなり。単行本はJTB絡みでの刊行とのことで。内容に、正直、目新しさや刺激はない。まさに昭和の女流作家が書いた紀行文といった趣き。なんというか。しとやかで、雅(ミヤビ)過ぎず、好奇心旺盛で、歴史やいにしえの詩歌に詳しく(当然か)、ちょっと気も強そうで。でも、嫌いじゃないです。熊野、行ってみたい。金比羅さんにも。

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 ページの間に挟まれていた、ドンピシャ30年前の県立近代美術館の半券。この文庫本を買ったのは鎌倉・由比ガ浜通りの古本屋。地元の人が処分したものだったのかな。美術館の入場料700円は現在も変わらず。そして、あと1年ほどで閉館の見通し(鎌倉本館)。 今回の本については、この半券が最も印象深かったりして(殴)。・・・中里恒子さん、近年映画化された「時雨の記」の原作者なんだ・・・知らなんだ。女性初の芥川賞作家でもある。ほかに「歌枕」「わが庵」など。1909~1987年。
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by hey_leroy | 2015-03-21 22:45 | books | Comments(0)