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Phil Woods R.I.P.

すんごく昔に音楽雑誌か何かで読んで覚えてるエピソード。

超売れっ子サックス奏者マイケル・ブレッカーがツアーか何かで飛行機に乗っていたときのこと。気象状況が悪く、なかなか着陸できず乗客たちも不安に感じていたとき、機内でビリー・ジョエルの"just the way you are(素顔のままで)" が流れると、間奏のサックスソロを乗客みんなが一斉に歌い始めた。そこに居合わせたブレッカーさん「オレも数多くのレコーディングをしてきたけど、この曲みたいにみんなの記憶に残るようなソロは残していない・・・」とショックを受けたという。

そのソロを吹いていたフィル・ウッズが亡くなった。

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もちろんジャズの世界でのビッグネームでもあるけれど、この曲の流麗なソロは忘れられない。
83歳。生涯現役。R.I.P.







※ブレッカーさんのエピソードは、2011年のこのとき にも書いとりましたです、はい。

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by hey_leroy | 2015-09-30 21:48 | | Comments(0)

Wilton Felder R.I.P.


本日休日でのんびりしてたら、昼過ぎに入ってきたニュース。


"R.I.P. Wilton Felder, 75, saxophonist for the Crusaders and bassist on many groundbreaking songs, like I Want You Back by the Jackson 5 and Let’s Get It On by Marvin Gaye. I enjoyed his cool polished tenor tone–songs like Street Life and Put It Where You Want It come to mind–and his warm flat wound picked precise bass lines always grabbed my ear. I’m guessing he’s already reunited with his fellow Crusader band mates who are in Heaven, ready to make a joyful sound." (Bel7 Infosより)

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ここ数年体調がすぐれないという話は耳にしていたので大きな驚きはないのだけれど、彼の新たなプレイをもう聴くことができないのかと思うと、やはり寂しい。

Crusadersの曲は、自分が楽器を始めた時から、機会あるごとに練習したりバンドでも演奏したりしてきた。先週の火曜日にもシモキタのFlash Disc Ranchのイベントで"My Mama Told Me So"をやったばかりだ。テキサス・テナーといわれる豪放で鯔背な吹き回しが、なんともカッコよかった。ライブも何度か足をはこんだ。サインももらった(ミーハー)・・・とても影響を受けた、ということです。

saxのほか、ベーシストとしてもMotownやその他のセッションで活躍した。Marvin Gaye、Michael Franks、Jackson 5・・・多くのお馴染みの曲でWiltonがベースを弾いている。





去年のJoe Sample 、Wayne Hendersonに続いてWiltonも。
Crusadersが・・・。

ありがとう。 どうか、やすらかに。

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by hey_leroy | 2015-09-28 21:10 | | Comments(0)

蟹の縦ばい

中秋の名月。
雲の合間からしばし眺められた。まばゆかった。
すすきも団子も、ついでにお酒もなかったけれど、老猫を抱いて見上げた。


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『蟹の縦ばい』 吉村昭 (中公文庫)

 吉村昭のエッセイを読むと、「昭和の真っ当な大人の男」という印象を受ける。ニヒルぶったり情に訴えたり破天荒を売りにすることもなく、ユーモアを前面に出したりもしない。淡々と、飾らず隠さず書いている。それで、じんわり面白い。作家の日常生活や旅、酒、東京下町での少年時代、戦争体験。吉村昭の醍醐味といえば、緻密な史実調査に基づいた長編小説なのだろうけれど。読もう読もうと思いながら、ついまたエッセイを手に取ってしまうのだ。

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by hey_leroy | 2015-09-27 22:31 | books | Comments(0)

秋雨の鎌倉で小津を観る


本日休日。秋雨しとしと。

午前早めに鎌倉農協レンバイ近くで朝ごはんを食べてから、小町通りの奥の方へ。

鎌倉市川喜多映画記念館で、10時半からの映画を観ます。


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初めてきた。

「鎌倉市川喜多映画記念館は、映画の発展に大きく貢献した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に、鎌倉市における映画文化の発展を期して、2010年4月に開館しました。」(HPより)

現在の展示は「監督小津安二郎と俳優笠智衆」という特別展(12/13まで)。
小津・笠の遺品や、古い映画ポスター、スチール、色紙などなど。
こじんまりしながらも楽しめる内容。

そして、会期中、小津監督作品や笠出演作品が計14本上映されるのです。

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今日は『長屋紳士録』を目当てにきました。
小津安二郎の戦後第1作目。昭和22(1947)年。松竹大船。
下町の長屋を舞台にした人情劇。笑って泣ける。
後年のいわゆる「世界のOZU」的な洗練とはちょっと趣が異なるのかな。
でも僕は大好きな作品なのです。
おばあちゃん女優、飯田蝶子に「三等重役」の河村黎吉。わがお気に入りの役者が活躍。
飯田蝶子が預かることになる迷い子(青木放屁)もいい味。
笠智衆が「のぞきからくりの唄」を披露するとこも見所なり。


この記念館の上映スペースは50席ほどながら、綺麗で造りも良くて見やすい。
う~ん、休みと観たい作品の都合があったら、また来なくちゃ。
前売り券が鎌倉駅前の書店で買えるのも便利なのだ。


映画は昼前に終わり。
どこかで早めの昼餉を・・・(さっき朝餉を食べたばかりな気もするが)

ついつい気分はノスタルジック。

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ここにしよう。(画像は別の日に撮ったもの)
大正創業らしい、昔ながらの食堂。
いつかは入ろうと思っていたのだ。


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昼どきだけど、お酒を。銘柄は鎌倉武士。
枡に入ってきたのは意外だった。

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タンメンとコップ酒。 これでいいのだ。

ここ、朝6時からやってるらしい。
メニューも、チョイ呑みセットがあったり、日替わりワンコインランチがあったり。
結構攻めてる。

今日はこのまま呑みの世界に突入することなく、帰ろう。

めずらしくそんなことを思って駅まで行ったら、まさかの江ノ電の運転見合わせ。
車両故障だとか。大混雑だったシルバーウィークの疲れが出たのか。
再開の目処が立たないとのことで、横須賀線~湘南モノレール経由で帰宅。

その後確認したら、どうやらもう一杯呑んでからだったら、運転再開していたらしい。

まぁ、そんなもんでしょう。





「長屋紳士録」より、笠智衆の「のぞきからくりの歌」。
中央で歌うのが笠智衆(若い)。その右が飯田蝶子。 左が河村黎吉。


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by hey_leroy | 2015-09-25 22:30 | movie | Comments(0)

おはよう、秋雨のカマクラ


鎌倉には、朝7時とか8時から営業をはじめるコーヒーショップやカフェ、食堂が結構ある。
どういう需要なんだろ。
通勤前の1杯? 早くやってきた観光客? 
農協連売に鎌倉野菜買いに来た人たち?
・・・時間の使い方が自由な地元の人たちが多いのかもしれない。
夜に呑んだくれるよりは、朝から気持ちよく行動するライフスタイルか~・・・
きっとそうだ。そうにちがいない。


本日休日。
朝から雨が強まったり弱まったり。
鎌倉で午前から映画を観る予定なので、早めにでかける。
といっても、江ノ電の高校生通学ラッシュが終わったころを見計らって。

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朝からやってるお店の1軒へ。
レンバイ近くの、ちょいとおしゃれな食堂。初めてきた。
先客なし。
朝の定食は卵かけご飯、納豆、目玉焼きなど。
ご飯を味わいたくて、冷奴の定食にする。ワンコインなり。

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五穀米のごはん、お味噌汁、しっかりしたお豆腐の奴さん、サラダ、漬物。
一品一品がおいしい。
とくに味噌汁の香りがよくって。麦味噌かな。

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ごちそうさまでした。

昼間は日替わり・月替わりの定食がいただける。
また来よう。



そうそう。こちらへお邪魔した目的が・・・

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 "Roots Music Magazine"

 アメリカ・テネシー州のナッシュビルと鎌倉市が友好都市となって今月で1年なのだとか。先週には界隈でアパラチア山脈近辺で育まれたルーツ・ミュージック(ブルーグラスなど)を主体としたイベントがいくつかあった。自分は行くことができなかったのだけど、こんな素敵な冊子があることを知って気になっていたところ、こちらの食堂に置いてあるとの情報を得たのでした。
 ちなみに店主は音楽活動もされていて(食堂でもイイ感じなBGMが流れていた)、毎月第4日曜日には"食と音楽でゆるやかにつながる朝のコミュニティマーケット"「Green Morning Market」を催している。・・・というのは冊子に書かれていた。この月イチのマーケットのことは以前から知っていて、とっても楽しげなんだけど、土日は基本仕事なのでいけないんだよなぁ・・・。
 
 冊子は20ページほどのもの。彼の地の音楽にはまったく疎い自分でもわかりやすく、興味を持って読める内容だった。スコッチ・アイリッシュがアメリカへ移り、厳しい生活のなか彼らの音楽を伝承していったという概要的な記事のほか、「歌で巡るアパラチア・イラスト・マップ」や、レビュー「食わず嫌いにこそ聴かせたい特選6枚」など。そして遠くはなれた鎌倉での音楽のあり方のことも。冊子のつくりも美しくて、第2弾もゼヒ・・・と期待してしまう。どこかで目に留まったら、手に取ってみてください。

 食堂にもあたらしいお客さんが何組か入ってきた。ゆっくりご飯も食べたし、雨はけっこう強く降っているけれど、ぼちぼち小町通りに向かいましょ。雨ふりの朝もこういうお店があるとけっこう愉しい。・・・って、女性誌にありがちなコピーみたいだ。でも、早朝営業のお店めぐりもこれからの季節、わるくない。そこからの寺社歩きとか。仕事が平日休みであればこそ、だ。 

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by hey_leroy | 2015-09-25 10:28 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

秋の学芸会

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シモキタが世界に誇るVinyl Shop、FlashDiscRanchの「秋のFLASH学芸会」
@ろくでもない夜(下北沢。元「屋根裏」)。

お客さんでパンパン。ライブも福引も大盛況。
マリーナショウやらハービーやらクルセイダーズやらの曲で吹く。
「学芸会」のネーミングがぴったりくる、あったかいイベントでした。
椿ファミリー、共演のみなさん、お世話になりました。
自分は"Feel Like Makin' Love"の演奏途中で終電のためステージから退場。
朝まで宴は続いたのかしら。
旧知のふじもっちゃんとも久々にセッションできて楽しかったな。

FLASHのイベントに参加するのはずいぶんひさしぶり。
10年近く経ってるんじゃないかな? 多分3度目。
椿さんを通じて得た縁はとってもたくさん。
今回も、なつかしい人、はじめましての人、たくさんの方にお会いできた。
感謝。

帰りは、片瀬江ノ島から楽器を担いで海岸沿いをひーこら歩く。
明日は朝から仕事。
昔のような無理は・・・きかないだろうな。


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by hey_leroy | 2015-09-22 23:47 | live , event | Comments(0)

シモキタへ。

夕刻、リハーサルで下北沢へ。
シルバーウィーク中。避けていた江ノ電に乗らねばならず。
やはりスシ詰め。止むなし。

リハの前後、ひさびさの酒場をかけあしで。

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一番街なかほど。15年以上のおつきあい。
男だけの浴衣ナイト、来年はひさびさにやりたい。


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一番街を抜けた先。
"Cats and the Fiddle"のレコードが飾られてて一気に親近感が湧いた店。

明日はライブでまたシモキタへ。

小田急の地下化からもう2年は経ったのかな?
いまだに消えない違和感。
昔、居すぎた街。

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by hey_leroy | 2015-09-21 23:59 | days | Comments(0)

一喜一憂

嗚呼。

鎌倉・小町のおばあちゃん酒場の
「暫く休業します」の貼り紙が復活しとった。
シルバーウィークの混雑を避けてのお休み・・・と思いたい。


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裏小町で呑み散らかして帰る。
Tンスケで、洋梨と豚肉のソテー、鶏軟骨(やげん)の塩炒め。ハイボール。
H文庫で、空芯菜のおひたし。レモンサワー。

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by hey_leroy | 2015-09-20 22:51 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

神田(神保町、鍛冶町、須田町)・・・月島


神保町シアターで芦川いづみの映画を見て、昼過ぎの街へ。
雨は上がった模様。
足が向かうのは、老舗ビヤホール。
ビヤホールというか、ビールも飲めるレストランというか。
神保町へくると必ずといってよいほど寄る店。

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生ビールと、塩タン(タンの冷製オードブル)。
2階の窓際からぼんやりと表通りに目をやりつつ呑むビイルのうまさよ。
特別に美味しいとは思ったことないんだけど、ここのビイルってなめらかに喉に吸い込まれてゆく感じがする。やっぱり美味しいということなのか。

古本屋や大型書店をひやかしつつ、神田駅方面へ。
今日は呑んじゃうぞい。

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夜はサラリーマンで賑わう大衆酒場。
昼から通し営業しているというので、初めて来てみた。
格安のランチメニューもありつつ、普通に呑むこともできるありがたいお店。

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サッポロ赤星。枝豆。小柱かき揚げ。
安い。旨い。うれしい。
チューハイ、濃い。

すでにでき上がってるお客さんもいつつ。
豊富なメニュー。元気なお店のおねえさん方。
また来たい。


腹ごなしにぶらり歩き。須田町あたり。
池波正太郎が好んだ、戦前の雰囲気を残した界隈。


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10年ぶりぐらいにきた。

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菊正宗。燗で。

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もり。

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甘味は別腹。

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名物の粟ぜんざいや揚げ饅頭は食べずに、みつ豆を。
最初に出てくる桜湯が沁みる。

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ぼちぼち17時。

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都内に出たら、月島詣で。
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とどめの酔い。
ひさびさに会う酒友、先日ライブに来てくれた酒友。

満喫。


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by hey_leroy | 2015-09-18 23:00 | 呑んだり喰らったり | Comments(0)

恋する女優

本日休日。
早朝から土砂降り。やれんな~。
降ったり止んだりのタイミングを見計らって、出かける。
目指すは都内、神保町。

・・・の前に。


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鎌倉の駅近くの路地に佇む立飲みコーヒーショップで一服。

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朝9時すぎ。
オリジナルブレンドを濃い目に淹れてもらう。
Lサイズはたっぷりたっぷり。お腹はたっぷたっぷ。
「良い一日を」の声に送られて、横須賀線に乗る。

小雨そぼ降るなか、御茶ノ水から歩いて神保町へ。


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ひさしぶりの、神保町シアター。
お目当ては、今日が最終日の特集上映『恋する女優 芦川いづみ』。
気づくのが遅くって、見たいのずいぶん逃しちゃったなぁ。
とりあえず整理番号付きのチケットを買って、上映までの小一時間に早めの昼飯を。


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神保町といえばカレー。
名店エチオピアでチキンカリー。辛さ5倍。
70倍とか頼んでるお客さん結構いるのね・・・。すご。
激辛には興味ありません。
画像、あんまり美味しそうじゃなくてすみません。
茹でたジャガイモと、食後の氷菓付き。
カレーはスパイシーで爽快な辛さ。うんまい。


で、映画館へ。
おぉ。結構混雑してる。
7~8割の入りかな。もちろん中高年中心。

観たのは「東京マダムと大阪夫人」。1953年、松竹大船。川島雄三監督。
芦川いづみの銀幕デビュー作。
社宅に暮らす奥様方と旦那たちとその周辺の日々をコミカルに、ちょっとホロッとさせつつ描く。
月丘夢路と水原真知子のダブル主演って感じか。
主婦達の井戸端会議(リーダー格の丹下キヨ子の存在感!)にシンクロするアヒルの鳴き声など、川島監督らしいちょいブラックな笑いもあちらこちらに。
そして、月丘夢路の妹役の芦川いづみ、初々しく可愛い。儚げで憂いがあって、ときおり見せる笑顔が美しい。

この後「幕末太陽傳」や「洲崎パラダイス 赤信号」といった川島監督作品(どちらも大好き!)や、石原裕次郎との共演作などでトップ女優として活躍するも、1968年に藤竜也と結婚し引退。以降表舞台には姿を見せていない。1968年といったら自分は1歳。リアルタイムではもちろんまったく知りません。

あぁ、ひさびさの映画。楽しかった。大作ではないけれど、小気味よい佳作でした。
坂本武、多々良純、三橋達也、大坂志郎など脇役のキャラもたってて。

終映してもまだ13時半。さて、喉をうるおしにでかけましょうか・・・。


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by hey_leroy | 2015-09-18 17:25 | movie | Comments(0)