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卯月晦日

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仕事からの帰り道。
なつかしい型のメルセデスが停まってた。

4月も今日でおわり。

いろんなことがあった4月。
1人でも多くの人に、1日も早く心の平安がおとずれますように。



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by hey_leroy | 2016-04-30 23:59 | days | Comments(0)

「深川の人形作家 石塚公昭の世界」

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さて。本日のお目当て。
『深川の人形作家 石塚公昭の世界』展。(HP
深川江戸資料館・レクホールにて。

10数年前になるだろうか。
「散歩の達人」だったか「東京人」だったかの雑誌に、
昭和の文人、永井龍男の人形の写真が載っていた。いや、永井荷風だったのも。
リアルでちょっとユーモラスな表情の人形が、町なかに出たり、女体と一緒に写ったりしてて。
なんか、とても印象に残ったのだ。
雑誌はどこかにいってしまったし、作家の名前はわからないしで、気にはなりつつ、そのままに。

それが、先日、SNSで見た酒友O氏のリンクで、見覚えのある作風の人形が!
これこれ~っ! と、思わず声に出してしまったのでした。
それが今回の個展のお知らせで。
深川・門前仲町あたりの酒場で、Oさんと作家の石塚さんとは顔見知りらしく。

ということで、会場前で、O夫妻と待ち合わせ。
おひさしぶりです。


展示は、人形と、それを使って撮られた2メートルサイズの大きなプリント作品など。

作品は・・・

伊集院静、泉鏡花、稲垣足穂、ウエス・モンゴメリー、エドガー・アラン・ポー、
江戸川乱歩、小津安二郎、古今亭志ん生、ジョン・コルトレーン、向田邦子、
夢野久作、澁澤龍彦、ジャン・コクトー、ドストエフスキー、寺山修司、森鴎外、
松尾芭蕉、柳田國男 宮武外骨、中井英夫、永井荷風、九代目團十郎 などなど。。。

人形は30センチ高さほどのものが多い。
石塑(せきそ)という石粉入りの粘土で作られているのだそうだ。
それらの表情もリアルだけれど、大判のプリント作品がまた強いイメージを発していて。


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稲垣足穂。



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谷崎潤一郎。



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古今亭志ん生。木場の酒場「河本」で撮影。火焔太鼓!



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江戸川乱歩。



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円谷英二。



作家たちが、それぞれの作品世界に迷い込んでしまったような。
幻想文学、奇譚系の作家が多く取り上げられてるのも雰囲気あるなぁ。

※会場では、人形の撮影は禁止。プリント作品のみは撮影可、でありました。


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ブルーズマン、ロバート・ジョンソン。


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ブルーズマン、ブラインド・レモン・ジェファーソン。


ミュージシャンシリーズもよかったけど、ちょっとリアルすぎるというか、
どちらかというとファンタジックな作家シリーズの方が気になる。

いや~、たのしくて、ずいぶん長いこと見ていた。
作家の石塚さんもいらしてて、Oさんに紹介していただいたり。
ありがとうございました。

5月8日まで開催中。ぜひ。おすすめです。


そして、O夫妻に門前仲町・辰巳新道あたりの小粋な酒場を数軒ご案内いただき、
(あ、途中前を通ったブルーボトルコーヒーの行列、すごかったな~!)
お別れして、ちょっと月島で立ち呑んで。ちょっとといいつつ終電近くまで。
藤沢に帰り着いて、ひさびさに深夜の〆のサンマーメンなどやっちまうのでありました。


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明日も明後日も仕事だっちゅうのに。




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by hey_leroy | 2016-04-29 23:59 | art | Comments(0)

深川あたり。


連休初日。
朝は薄曇りだったけど、ぐんぐん良い天気になりました。
ちょっと風強いけど。

昼過ぎに、都内へ。
江ノ電の混雑を避け、湘南モノレールで大船を経由して。
目的地は、清澄白河。
楽しみにしていた人形作家さんの個展に。
その前に、ちょっとブラブラ。


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清澄庭園。初めてきた。
そこそこの人出。
日本各地の名石が集められた庭園。
富士山を模した築山や、数寄屋造りの涼亭をのぞむ大泉水(池)。



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平日の早い時間に来てみたい場所。
鯉もたくさんいたけど、亀さんたちが元気に泳ぎまくっていたなぁ。


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しかし、いい日和だこと。


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おとなりの、清澄公園へも。
藤棚が綺麗でありました。
もう春を越えて、初夏なんだなぁと実感。

・・・で、

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今日のお目当て会場。深川江戸資料館。(HP

個展会場へ入る前に、常設展示を見学しましょ。

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おお、区の施設と思って侮っていたら、すごいじゃないですかっ!


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江戸末期の深川の町並みを再現している。 しかも、実物大で。
江戸時代の建築方法や工具を用いて建てられているのだとか。
裏店(うらだな)や長屋の様子が手に取るようにわかる。
この手の民俗学的な施設は昔から大好物なのです。


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むき身屋、八百屋、船宿、三味線のお師匠さんの家など、いろいろ。
でも、一番特徴がない普通でシンプルな長屋を写真に収める。
自分の老後の暮らしの参考に。。。たはは。


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ここは、また来たいなあ。

で、いよいよ、今日のメインイベントへ。



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by hey_leroy | 2016-04-29 13:30 | art | Comments(0)

卯月酒中日記


仕事帰り、カマクラへ。

明日は休み。
GWは関係ないけど、淡々と休みはあるのだ。あたりまえか。

ちょっと、呑みたい。 ちょっと。


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駅近くの日本酒立ち飲み酒場で、おでんと、お酒。
おでんは、大好きな豆腐と、ゴボ天、白滝。昆布はサービス。
佐渡のお酒「至」の純米と「山廃純米を飲み比べ。
はい。どちらも美味しい。
日本酒度とか、甘口辛口とか、どうもよくわからんのです。
好きな味、というのはたしかにあるのだけど。
すーっと身体に入るものや、フルーティといわれるものよりは、
旨口といわれたり、少し酸味や独特のクセがあるお酒のほうを好みます。
でも、まあ、なんでも良いのです。
基本は、その酒場でひとこと「酒」と言えば出てくるのを冷や(常温)か燗で。
それが至福。


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裏小町の立ち飲み、H文庫。今日はS君の日。
三種盛りは、ササミとパクチーのサラダ、生海苔ポン酢、切れタラコ。
金宮水割り。あ、それと開店5周年の振舞い樽酒をいただく。
おめでとうございます。
これからも、ゆるゆるとお世話になります。


で、江ノ電に乗り、帰るか・・・と見せかけて、もう1軒。
漁師町のもつ焼き酒場へ。
ふふ。 三度目。
「イチゲン」から「裏を返し」、やっと「馴染み」になれたかな。
カウンターの常連さんの間に混ぜてもらって、駄弁って呑む。
テーブル席のご夫婦とはヨコスカのかなりローカルな話題で盛り上がる。


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ホッピーからのレモンサワー。ガツ刺し。

結局、たっぷり呑んだった。

しあわせに酩酊。
歩いて帰れるしあわせ。



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by hey_leroy | 2016-04-28 23:40 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

新しい雑誌

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この春に創刊された2誌。たまたま目について手に取った。
新しいっていうのは、それだけでよいものだなぁ。
それぞれ、2号目以降に期待したい部分もありつつ。
自己満足にならずに頑張っていただきたい。
とくに左の方(謎の上から目線)。
角田光代のエッセイと牧野伊三夫&大竹聡の連載へべれけ対談は楽しく読んだけど、
それ以外の企画が今一つ弱くて(自分の好みの問題もある)、これで500円は・・・。
ミニコミ誌という形態の大変さもあるだろうけれど。
何がやりたいか、というのはきわめて大事だと実感する。
いまはZINEとかミニコミとか、無料でも有料でも充実したものが多いものなあ。

右のは、湘南地域に特化したフリーペーパー。
ちょっと手に取って、移動中やら出先で読むのにちょうどよい。
大磯ほかの市場の特集など思いのほか読みごたえあり。
スポンサーの関係か、T-SITE絡みのネタがやや多い印象。
6月以降は毎月出るらしい。

きまった雑誌を読まなくなってずいぶん経つ。
音楽雑誌も、文芸誌も、マンガも、情報誌も。
ファッション誌はいわずもがな。

アンテナの向きが変わってきてるのかな。
単一指向性の低性能のになってきてるのかな。
それも佳きことかな。


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by hey_leroy | 2016-04-28 09:20 | books | Comments(0)

卯月夕景

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モノレール、ガタゴト。

見上げれば電線ばかり。





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by hey_leroy | 2016-04-26 21:31 | days | Comments(0)

春呑み


本日休日。
午後早い時間に散髪。
そのあとブラブラ散歩。
湘南深沢~常盤~長谷大谷戸をとおって、鎌倉駅へ。


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小町裏のH文庫、今日はオーナーNさん担当の日。
メニューが、春らしい、そして渋い。
非常に迷う。


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迷ったときのおまかせ3点盛り。
切り干しハリハリ漬け。茄子のイシル(魚醤)煮。新じゃがきんぴら。
お酒がすすむのは言わずもがな。
それから、行者ニンニクの葉のおしたしも。
茎?根?の方は直前に売り切れてしまった。
でも、ちょっとおすそ分けいただく。
どちらもピリリと美味い。
でも、行者ニンニクとかエシャレットとかを食べると、ここ数年胃の具合がおかしくなる。
味は好きなので、ついつい頼んじゃうんだけど。
今回も、案の定・・・。


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さておき。
おとなりの立ち呑みTスケでは、ハイボールとマグロの尾の身を焼いたのを。


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仕上げはRで、今季初のモヒート。
H嬢宅で栽培されたミントがたっぷり。じゃぶじゃぶいただく。

帰宅は20時。
早っ。
でも、それなりに酩酊。



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by hey_leroy | 2016-04-25 23:23 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

カマクラで、うりさん

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カマクラ駅のホームから見える、雑貨や器、アンティークのお店で、うりさんのライブ。

去年の5月、出かけた先の静岡で聴いたときは、ギター弾き語りアルバム「ぼっち」のレコ発でソロだったのだけど、今回はお馴染みのギター、ウッドベースとの3人編成で、うりさんは歌のほか、アコーディオン、トランペット、ギターを。

好きな本を紹介しつつの、和やかな2ステージ。
ここのお店 、毎月のように弾き語り中心のライブイベントをやっているのだけど(最近知った。しかもかなり素敵なラインナップ)、「貸切り図書館」というタイトルがついていて、毎回、アーティストがお気に入りの本について語るコーナーがあるのです。今夜で「31冊目」のイベントとのこと。

線路脇。カフェの2階。
たまに踏切の音なんか聞こえてきて。いい雰囲気。

うりさんの、深く美しい歌声。
いろいろな国を旅するような、でも日本的郷愁(サウダーヂ?)も呼び起こす楽曲たち。
至福な時間でありました。

6月ごろ発表予定の新譜からも何曲か。楽しみ。


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終演後、ちょっと挨拶。

ライブの余韻をかみしめながら歩いて帰ろうかと店をでたら、さわさわと雨。
駅近くで、ぬる燗をちょっとだけ立ち呑んで江ノ電で帰宅。

「回転木馬に僕と猫」、やはりいい曲だなぁ。
んで、「度胸星」、読んでみっかなぁ。




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by hey_leroy | 2016-04-23 23:24 | live , event | Comments(0)

卯月閑話


早朝。
起き抜けに知る、プリンスの訃報。57歳。
驚く。

が、なんというか、めっちゃめちゃなショックではないような。
少し醒めた目でSNSの書き込みをみている。
不謹慎と思われるだろうが、勝手に長生きしなさそうなイメージを持っていた。
年老いていくプリンスを想像できなかった。
もちろん、悲しくないわけではない。
ただ、どこかで「やっぱり」という気持ちがあるのだろうか。

ずっとリアルタイムで聴いてきたアーティストだけれど、
自分とプリンスとの関わりよりも、
彼に心酔、熱狂していた友人たちのことをつい思い浮かべてしまう。

・・・なんて冷静なつもりでいたら、結局いろんな思い出が数珠つなぎで。。。
そして、年取っても、唯一無二の音楽を産み落としつづけるに違いなかったんだ。


朝は青空だったが、昼過ぎには雲がひろがってくる。
用事があって、カマクラへ。江ノ電はつかわず、歩いて。


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稲村ケ崎より。
地上の風はそんなに強いわけではないが、波は高い。


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長谷で。サッポロ黒ラベルの限定醸造のやつ。
まろやかな感じ。 
ビールらしいビールのサッポロが好きだ。
ほかのビールでもまったく問題はないが。


カマクラでの用事を終え、本屋などをのぞき、
なんと酒場の暖簾をくぐることもなく、また歩いて帰る。

こんなこともあるんだなぁ。
やっぱりプリンスの影響かなぁ。


本屋にて。

獅子文六の「食味歳時記」が中公文庫より復刊されているのを発見。
彼や源氏鶏太などの昭和の大衆娯楽小説の復刊がつづいているのは嬉しい。
今回の「食味歳時記」は食に関する随筆だが、これも楽しい一冊だ。
文庫解説を、大衆食の伝道師、遠藤哲夫さんが書いている。痛快なり。
今日は立ち読み。いずれ手元に置きたい。

それと「大人ごはん」というミニコミ誌が偶然目にとまる。
これが創刊号。
角田光代のエッセイ、大竹聡と牧野伊三夫のへべれけ対談、など。
興味深し。今日は立ち読み。
こういう小さな冊子は、立ち読みでは本当に失礼だなぁと思いつつ。


あ、今年の逗子花火大会は6月3日の金曜に決まったようだ。予備日は4日。
早い時期にやるので、油断すると忘れてしまう。
見にいけたら、いきたいなぁ。





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by hey_leroy | 2016-04-22 20:38 | days | Comments(0)

台所のおと



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『台所のおと』 幸田文 (講談社 1992年)

数年前に古本屋で買って、少しだけ読んでそのままになっていた本。
部屋には、こういう未読のがそこそこある。
しばらく図書館で借りてくるのはひかえて、家の本と向きあおうと思う。

幸田文(1904~1990年)は、明治の文人、幸田露伴の娘。
露伴の死後、40代で執筆活動を始めたという。
この本は昭和31~45年に文芸誌に発表された10篇の小説をあつめたもの。

北杜夫に「あくびノオト」という本があって、「あくびノート」とも「あくびの音」とも取れるタイトルだなあと思ったけど、この「台所のおと」も、「台所ノート」と読むと、お料理関係の随筆かと間違ってしまいそう。あ、でも表紙の改行を見れば一目瞭然か。

その表題作が、なんともいえず良い。病で床に臥せている料理屋の主人。耳に入ってくる台所の物音から、料理の進み具合や、主人に代わって包丁を握る妻の心身の状態まで手に取るようにわかる。医者から聞いた病状を本人に悟られまいとする妻だが、包丁の音から、何かに遠慮しているような冴えない感じがあると夫に指摘される。台所での所作や心の機微の描写が、精微ながらしっとりとして澄んでいて、うなってしまう。日本語のもつ情緒、美しさを感じさせてくれる。谷崎潤一郎などの大作でなく、市井の人々の暮らしを描いたこういう小説で味わえる美しさが自分にはしっくりくるように思う。収録されているほかの作品も、病や老い、厳しい暮らし向きなど、明るくはない題材のものが多いけれど、筆致は重くなく、そういった日常のなかにある、ささやかでさわやかな物事を丁寧にすくいあげ、再生への希望を見出す、そんな小説たちだ。『祝辞』『雪もち』『おきみやげ』・・・どれもがそれぞれ心に残る。

ふだん耳にしない言葉遣いも印象的だった。
「自分の気持がうじゃじゃけそうでいやだ」、「それらしくもある顔の道具だてである」、
とみこうみしたあげく」など。
これらは目につきやすかったものだけど、文章全体の調子からして、上品とは違うけど品があって、小ざっぱりとしていて、心地よいものだった。

他の作品も読みたい・・・けど、そうだ、図書館はひかえて、家にあるのを読みすすめなくては。





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by hey_leroy | 2016-04-21 23:49 | books | Comments(0)