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陶然亭

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華国風味』 青木正児 (岩波文庫 1984年)

田辺聖子サンが「夜の一ぱい」で取り上げていた本。
気になって図書館で借りた。

表紙解説文をそのまま載せます。
「中国文学史の研究に巨歩をしるす著者(1887~1964)が、その精深な知識と体験をかたむけてものしたエッセー12篇。中国大陸で多彩な発達をとげた各種粉食の歴史、江南の地でついに賞味するを得た紹興酒の絶品の話、喫茶方の変遷、筍を焼いて食う話など、食いしん坊ぼうと上戸にはこたえられぬ佳篇ぞろい。しかも学問の太い筋がびしっと通っている。」

粉もの、餅やうどんの類の歴史、漬物や抹茶・煎茶の変遷など興味深いと思うけれど、文献や詩の引用が多く、すなわち漢字が多く、しかも本場中国の字画の多い字がバシバシ使われていて、ただでさえ活字が小さくて読むのがキビシイ岩波文庫で・・・。読書のモチベーション上がらず、わりと飛ばし読み。本場の紹興酒と出会う章などは、ついつい読みふけったけれど。ちなみに、この文庫に収められた文章は昭和19~22年の間に書かれたもの。

で、この本の自分的醍醐味は、附録として巻末に加えられた『陶然亭』なる文章なのです。(田辺聖子センセも、これ推しだった。)

京都の高台寺あたりにある一軒の酒亭。そこがいかに酒好きの客のためを思ってサービスしているかを、ことのほか精緻に記している。店の造作、使われる食器や酒器、主人たちの客あしらい、品書き一覧、こだわりの酒や肴の詳細、等々。それにしてもよくこんなに事細かに描写できるなぁ。まるで著者が妄想する理想の酒場のようだ。・・・実在の酒亭か否か。真偽はここでは触れない。
この文章も書かれたのは昭和21~22年。かなりの物資難の時代。内田百閒の「餓鬼道肴疏目録」を思い出させる。

なにより酒場好きにはたまらない文章。この一篇まるごとノートに書き写そうかと、なかば本気で思案中。とくに、酒亭内部のしつらえの描写部分など、微に入り細に入りで、ホントに好きなのね~と、こちらがニマニマしてしまう。全編を読まないとなかなか伝わりづらいと思う。ここでは作品の冒頭部分を少々引用します。

読者諸君の中には、あの家を御存じの方も少なくなかろう。いや、私などよりもずっと馴染みの深い、御贔屓の顧客もおありのことと思う。物価の安いあの頃でも、あの家くらい下値で気持よく飲ませてくれる家は多くなかったであろうと思われる。あの家の亭主は志那浪人上りで、多少文字もあり、趣味を解し、好事で凝り性で、呑気で鷹揚で、寡慾恬淡で、何よりも好いことは酒の味が分り、酒人の気持を呑込んで、少しでも客に酒を旨く飲ませようと力むる親切気のあった事である。

亭主と著者自身をずいぶん重ね合わせているように思えて微笑ましい。
そして、おそらく昭和中頃まで残っていた、店を「家」と呼ぶ習慣が好きだ。






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by hey_leroy | 2017-11-14 13:21 | books | Comments(0)

海辺の秋

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朝、通勤路にて。




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by hey_leroy | 2017-11-13 07:15 | days | Comments(0)

今季初ピェンロー

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ライブの資料音源聞きながら散歩&買い出し。
江の島へ渡る弁天橋。
おでん屋台が残っていたら、こんな午後は迷わずシートをくぐってるな~と悔やまれる午後。
最後の一軒がなくなって、もう10年近く経つ。
オリンピックのヨット競技地に決まったから、どのみち無くなる運命だったか。
いや、やりかたを考えれば・・・ゴニョゴニョ。


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酒場には寄らず帰ります。
漁港の防波堤で江ノ島を定点観測しつつ呑んだけど。
午後から夕方の冷え込みがなかなかキビシクなってきました。



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ということで、夕餉は今季初のピェンロー。
椎茸とその戻し汁に白菜、鶏モモ、豚バラ、春雨。
各人が取り皿にスープを入れ、粗塩と一味唐辛子で調整する。
あったまってデトックス効果もあって、あいかわらずサイコー。
〆の雑炊までおいしくいただきました。

週イチで食べたい。


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by hey_leroy | 2017-11-12 22:55 | 家呑み家ゴハン・弁当 | Comments(0)

1111


1111。
ポッキーの日とか、立呑みの日とか、いろんな日。
知ってる酒場でのイベントやら、音楽イベントやら、
各所で面白そうな催しが盛りだくさん。

仕事だったため、どちらにも不義理ですんません。

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そして、やたらと眠いのです。

こちらのヒデトラさん(20歳)、こないだ隙をついて玄関ドアから出て、ひさびさに外の空気を吸ってきました。
徘徊老猫にならず戻ってきてなにより。
緊張したのか、その後の眠りはいつも以上に深かったようで。


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by hey_leroy | 2017-11-11 22:22 | ぬこ | Comments(0)

霜月閑話


今日は「第2回 片瀬江ノ島ちょい呑みフェスティバル」が界隈で。
自分は仕事で、今回も参加できず。
イベント呑み、あんまり得意じゃない。
行ってみたいお店はあるんだけど。
といいながら、今月下旬の腰越ぶらり呑みイベントは行く予定。
そう。人は矛盾をかかえて生きていくのです。

帰り道、メインストリートの「すばな通り」を歩く。
それぞれのお店には、それぞれお客さんが入っている。
でも、なんとなく去年より静かな印象。
通ったタイミングにもよるのかも。


・・・それよりも、自分には大事なミッションが。
早歩きで、江ノ電江ノ島から腰越へと。


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今日は、腰越のスーパーで愛しき「オリジナルコロッケ」が売られる日。
残っててよかった!
・・・今までで売り切れだったのは、お祭りの時の一度っきりなんだけど。
いつも売ってる普通のコロッケぢゃないよ。
こっちの方が安くて母ちゃんの味っぽくてウマイ。
過度に期待されてもこまるけど。個人的嗜好デス。
現在は月&金の15時から販売。

ホクホクと帰る、金曜の夜。
明日も仕事。




コロッケといえば、大正時代にこんな歌が流行したのだとか。
文章では何度か目にしたことあったけど、こんな曲だったのか~。



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by hey_leroy | 2017-11-10 22:50 | days | Comments(0)

おせいさんbot

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『おせい&カモカの昭和愛惜』 田辺聖子 (文春新書 2006年)


図書館で目について借りてみた。
丁度おせいさんの「夜の一ぱい」を読んだ後だったので。

田辺聖子bot という感じ。
多くの著作から本人が抜粋した箴言集。

戦争、阪神淡路大震災、家族、夫婦、お酒、幸福、老い、人生。。。


 突如、老母は聞く。
<それで、わたしはいま、なんぼになったんやろ?>
 私が九十三だというと、老母は愕然とする。
 目は頓狂に丸くみひらかれ、口はO形に開いたまま、鼻の下は長く引っぱられて、鼻孔も伸び、茫漠たる過ぎし時間の累積、あるいは残骸に、ただ驚倒する、という風情である。
 そして老母はきわめて哲学的な質問を、私を主に、夫や、アシスタント嬢に向かって発する。そこには純粋な疑問と驚嘆がある。
<わたし、そんなトシになるまで、何してたんやろう?>
 人が死ぬときに(何してたんだろう、九十いくつまで)と思うのは、かなりの(いい人生じゃないか?)
 という気が私にはある。何となく生きてきた、と顧み、何してたんだろう、と思うのは凄い。あれもしたかった、これもしたかった、と思うのは少し品下れる気もする。それに、苦労は忘れてしまえば、元々ないのと一緒であろう。(”iめぇ~る”より)


なんでこれをここに引用したんだろ。
他にもいろんな、おもろくて為になる言葉あったんだけど。
おばあちゃんフェチだからかもな。


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by hey_leroy | 2017-11-09 22:14 | books | Comments(0)

霜月閑話

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日暮れどき。
買い出しのついでに。定点観測。
風つよいけど、暖かい。
夕餉は、ここ数日食べたかった常夜鍋にいたします。
鎌倉地物の新鮮なほうれん草が買えました。
ポン酢より麺つゆでいただくのが好み。



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by hey_leroy | 2017-11-07 22:45 | days | Comments(0)

オリジナルコロッケ


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偏愛してやまない、スーパー・ヤオミネのオリジナルコロッケ。
鎌倉・腰越です。
以前も紹介しましたが、その後もあいかわらず食しております。

しばらく火曜と土曜日の販売だったのが、今月から月曜と金曜に。
いずれも15時から。
・・・って、とくに行列ができるわけでもなく、すぐ売り切れるわけでもなく、ただ自分が好きなだけなのです。
芋の味が生きた、やさしく懐かしく、食べ飽きない味。

仕事帰りに買って帰って、おかずと一緒に白飯のかわりに1個。


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本当は、帰宅途中、海沿いの国道を歩きながら、最初の1個を。



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by hey_leroy | 2017-11-06 22:46 | 呑んだり喰らったり | Comments(0)

suemarr live


10月後半の週末は、台風また台風だった。
月が変わって、この連休は好天続き。
午後、出かけたら、江ノ電はやっぱり大混雑。

鎌倉で用事を済ませちょっと呑み、町田でもひとつ野暮用を片付けて、今度は大船へ。けっこう動きまわるイチニチ。


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大船の、古本も買える立呑み屋、ヒグラシ文庫でスーマーさんのライブ。
呑み屋で隣りあわせたことはあったけど、ライブ見るのは実ははじめて。
バンジョーとギターを抱え、生声で紡ぐ唄たち。
「リリー・マルレーン」「あさき夢みし」「愛がぶらさがってる」etc...
酒場の壁に、グラスに、居合わせた人に、じんわり沁みこんでいく声と音。
すばらしかった。



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湘南モノレールで江の島、少し歩いて腰越の"俺の茶の間"な酒場。
ライブの余韻に浸りつつ、イカつけ焼き。これもじんわり。
余韻というか、まだライブが続いているような心持ち。
テレビではソフトバンク日本一を決める。
それもまた夢の中のようで。
・・・酔ったかな。


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by hey_leroy | 2017-11-04 23:55 | live , event | Comments(0)

スカでリハ


巷は今日から3連休。
あたしゃ今日から2連休。


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お昼は、残り物で、舞茸とツナの和風ペペロンチーノ。
休みの日は、なるべく昼ご飯は家族の分もつくるようにしてる。なるべく。


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で、ヨコスカへ。
文化の日なので、リハーサルをします。
その前に、「酒のデパート」さんの隣の立飲みスペースで。
あいかわらず濃い焼酎。

リハは、初顔合わせの方が多く。
でも、音を出せばつながれるのが良いところ。
課題もありつつ、次回はもう本番か。。。


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こんなのやります。
ヨコスカ音楽シーンの至宝、ギタリスト、O木兄ィのリーダーバンド。
ついに! といって良いのだと思います。

11/18はご無沙汰してるヨコスカの友達にあえたらいいなぁ。


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by hey_leroy | 2017-11-03 23:39 | スカ呑みスカ喰い | Comments(0)