猫だって夢を見る

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『猫だって夢を見る』 丸谷才一 (文春文庫 1992年)


通勤読書に最適な一冊。
その魅力は・・・清水義範さんの解説がもう、その通りすぎるて全部ここに写したいくらいだけれどそうもいかないので引用をかさねることにする。

丸谷才一先生がこの本に書いている類の、随筆というか戯文というか、いわゆるエッセイを読めるというのは、日本人のよろこびのひとつである。こんなに何でも知っていて、次から次へと高度に知的で、それでいて読みやすく、ユーモアも十分にある話をしてくれる人がいるなんて、生きる上での何よりの幸せだからである。

知識というのは表し方のむずかしい芸で、これをひけらかす感じがするのはあまり上品ではない。時には嫌味だったり、うんざりしてしまうこともある。だが丸谷先生の場合、ものすごい知識に裏打ちされた文章が、とても上品で、気持ちよく耳に入ってくるのは不思議なほどである。知の楽しみとはこれだなあ、という気がしてくる。読むことが快感なのである。


・・・引用しては見たけれど、どうも面白さがつたわらないなぁ。
寝酒のお伴に丸谷さんの本が最適だというくだりや、高尚な内容を読みやすくしている文体を解説しているくだりなんて、かなり面白いのになぁ。

あと、和田誠さんによる挿画もあいかわらず、いいんだなぁ。




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# by hey_leroy | 2017-05-05 09:36 | books | Comments(0)

皐月閑話


「国民の休日」あらため「みどりの日」(話題が古い)。
いずれにしても、自分にはカンケーない。

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朝7時。海沿いの国道を今日もテクテクあるいて小田急の駅まで。
七里ガ浜~鎌倉高校前の国道の拡幅工事は、この先いつまで続くのか。。。

自宅から片瀬江ノ島駅まではのんびり歩いて30分弱。
今までは、呑んだり楽器吹いたりで江ノ電がもう無い時間に歩くぐらいで。
つまり、明るい時間に歩くことはほとんどなくって。


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なので、小動の交差点の町内会掲示板の裏にこんな道祖神が祀られていたり、



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腰越のファミレスの脇に、難破船の供養碑や道祖神があったり、なんてことにも今さら気づいたり。


通勤の電車はすいていて。仕事もまぁ穏やかに。
帰りも片瀬江ノ島から歩いて。


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江ノ電には乗らないけど、無人駅のベンチで夜の海を見ながらプシュっとひと息。

あしたは、休む。



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# by hey_leroy | 2017-05-04 22:48 | days | Comments(0)

尾崎翠おもろ

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『第七官界彷徨 瑠璃色の耳輪 他四篇』 尾崎翠 (岩波文庫 2014年)


以前どこかのネット記事に角田光代さんのインタビューが載っていて、衝撃を受けた小説として、開高健の「輝ける闇」と尾崎翠の「第七官界彷徨」を挙げていた。そのあとに両方読んでみた。開高健のはベトナム戦記もので、これでもかといわんばかりの圧倒的な言葉と内容に打ちのめされた。尾崎翠は「なんじゃ、こりゃ」的な、今まで感じたことのない面白さがあった。そして、角田光代さんの小説はいまだ読んだことがない(随筆はすこし)。

以前読んだ「第七官界彷徨」は図書館で他作家とのオムニバス的な本を借りたものだったので、今回、あらためてじっくりと。

う~、やっぱり面白い!
シュールさ、ユーモア、毒気、愛らしさ。どれもキツすぎることなく、一見やんわりとしているようで、読んでいるとボディブローのように効いてくる。生真面目な文体で、こじれた可笑しみや哀しみが書かれているのが今読むと新鮮なのだ。これが1931年(昭和6年)の作品とは! 乙女小説のはしりか。ある種の少女漫画の原型か。

「第七官界彷徨」の登場人物が他の「歩行」「コオロギ嬢」「地下室アントンの一夜」にもちょっとずつ登場していたりと、連作とまではいかないけど関連性があって、やっぱりまとめて読めるこの岩波文庫があってヨカッタ。


幸田氏の滞在はほんの数日間であったが、この期間を私はただ幸田氏と二人で恋のせりふの交換に費した。私がマルガレエテになると幸田氏は柿を食べているファウストになり、私が街女になると幸田氏は柿をたべているならずものになった。そして氏が何を演ってもつねに柿をたべておしめ籠に腰かけていたのは、私を恥ずかしがらせないための心づかいであった。幸田氏のトランクは戯曲全集でいっぱいだった。けれど私たちの朗読に掛けられない恋の戯曲は、もう1ペエヂもなかったであろう。そしてああ、幸田氏はついに大きなトランク一個とともに次の調査地に行ってしまったのである。(「歩行」より)


内容はまったく伝わらない引用だけれど、なんとなく、なんとなぁく秘めたる面白さが・・・



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# by hey_leroy | 2017-05-03 23:56 | books | Comments(0)

みなさまにおかれましては


佳き連休を過ごされますよう・・・

え?もう後半だって?
そうでしたか、それはシツレイ。


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さぁ、こちとら絶賛出勤でございます。
竜宮城を通りつつ。

仕事の時はいつも、のんびり30分ほど早朝の海沿いの国道をあるく。
途中、腰越あたりで、散歩している馴染みの酒場のおかあさんに挨拶。
これが、ちょっと日課になりつつある。


そうそう、今日は何の日?
GWの間のただのイチニチではないよっと!


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# by hey_leroy | 2017-05-03 23:12 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

さ~て、今号の「はま太郎」は?

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ノリスケです。

5月1日発売の「横濱で呑みたい人の読む肴」こと「はま太郎」第13号。
表紙のモデルは、鎌倉と大船にある古本立呑み酒場、H文庫の店主、N原さん。
先月の花園神社での野外芝居の制作もされたり、多方面で蠢いている方。

はま太郎13号。
数日前、H文庫の大船店にちょいとフライング気味で納品されたのを見つけ購入。
その後呑み歩いて鎌倉店に行ったら、出版元である星羊社さんご夫婦が。
ひさびさ!たのしいお酒になりました。

と、冊子の内容には触れないけど、愉しい一冊であることウケアイ。


もうね、このところblogに文章書くのも面倒で、いろいろスイマセンです!


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# by hey_leroy | 2017-05-02 22:14 | books | Comments(0)

皐月朔日

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五月になったってね。

筍はちょっと食べた。豆ごはんも何度か食べた。
そろそろ、そら豆かな。

らっきょうもぼちぼち漬けないと、か。

「珠玉の酒肴カレンダー」by星羊社、
今月のイラストは「小鯵の唐揚げ」

ヨコスカの中央酒場の小鯵唐揚げ(お酢かけ)が恋しい



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# by hey_leroy | 2017-05-01 22:18 | days | Comments(0)

卯月晦日@腰越



日曜日。ゴールデンウィークとやらに片足つっこんでるような。
海岸沿いの国道はやや渋滞。
江ノ電の大混雑は5月に入ってからかな。

連休中、自分は、今年もほぼほぼ働きます。
そのかわり5月の後半にグダグダ休む予定。

さ、今日は休み。
夕方、散歩がてら隣町、腰越へ。


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開店間もない町の大衆酒場へ。
今日で3度目。
おかあさんとお話ししつつ、
すぐにやってきた常連の地元のお兄さんとも駄弁りつつ。


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お通しだけでグビグビとスイマセン
サバ味噌、もろきゅう、精進揚げも。。。

ゆるりと、いい時間。

で、すぐ近くにあって気になってたお店へ。
初訪問。

去年かな?材木座から腰越に移ってきたというお店。
カジュアルな雰囲気だけど、メニューは洋食のほか中華系のガッツリ系も。


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目玉焼き(チャーシュー付き)

このあとたのんだホッピーはキンキンの三冷だった。
揚げワンタンもおいしかった。



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日もとっぷり暮れて。

・・・これからもちょくちょく伺います!


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いつもの「オイラの茶の間」(自称)で仕上げ。
ほぼ完全体。

さ、明日から4連勤だ!


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# by hey_leroy | 2017-04-30 22:22 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

mr.8282@machida


快晴!だけど強風!

昭和の日。所用の前に、ちょいと町田へ。

今日はMachda Afternoon Jazz Live。

町田をあげてジャズでもりあがろう!な"町Jazz "。


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mr.8282こと矢舟テツロ―氏のライブを表敬訪問。
結構なごぶさたになってしまった。

ベースの菱川さんとのデュオで、強風にも負けず、暴風にも負けず。
ヒップでオーセンティックな?オリジナルな世界。
おつかれさまでした。
近々ひさびさにご一緒できたらイイな。



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ライブ見た後、
近くで、ウェインディーズとファーストキッチンのコラボ店を発見。
久々のチリ食べたさに思わず吸い込まれる。

満喫。


ヨコハマで用事をすませて・・・

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フジサワに戻って、新鮮レバの溶岩焼きでホッピーやコダマサワ―!


ひゃっほー♪




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# by hey_leroy | 2017-04-29 22:17 | live , event | Comments(0)

なすやき

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なす焼き@腰越の「オイラの茶の間」(自称)

うす~く切ったナスをソテーしたシンプルな一品。
おろし生姜をちょいと巻くようにしていただく。
いわゆる焼きなすと比べるとジューシィさは減るかも?
でも甘みはあるし、時短料理でもあるんだろうね。
結構、好き。



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# by hey_leroy | 2017-04-28 22:09 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

こしたやみ


"裏の みずき が今年は酷く沢山花を持って、その黴(かび)のような小さな花が知らぬ間にこぼれて、一と晩じゅうに庭を蔽いました。私は春の芽ざしの頃の美しさ以外、この樹を好みません。育ちの早い、茂りの卑しい樹です。私の書窓もそろそろ木下闇で暗くなります。では又。"

先日読んでいた岩本素白の随筆集の中の一文「板橋だより」(昭和26年)からの抜粋。最後の一節の「木下闇」という言葉に目が留まる。

木下闇。こしたやみ、と読む。初めて知った。
俳句での三夏(さんか)の季語だそうな。
ちなみに三夏とは「陰暦で、4・5・6の夏の3か月。初夏・仲夏・晩夏」だって。

茂ってきた木の葉の陰になってできる暗さ。
夏に、明るい陽射しの下から木陰に入ると一瞬真っ暗に感じたり、な雰囲気。
素白先生は家では書斎を決めず、季節や時間によって家の中を転々としながら読書したり随筆を書いたりしていたらしい。その場所場所で、手元が樹の陰で暗くなっている様子が目に浮かぶ。

今はあまり使われない言葉で「手暗がり」なんてのがある。夜に本(マンガ)読んだり、一夜漬けで勉強したりするとき、スタンドの明かりの向きによって手元が陰になって見えづらいとき「あ、手暗がりだ・・・」とか言ってたけど。
木下闇はさながら「樹暗がり」ってところかな。

いい言葉だな、と思う。


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# by hey_leroy | 2017-04-26 21:59 | ことば | Comments(0)