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神保町にて古映画・古本・古レコード・古酒場

昼過ぎに神保町へ。神保町シアターでの特集上映『新春!喜劇映画デラックス』で本年笑い初め。今日のお目当ては2本。『初恋カナリヤ娘』と『次郎長意外伝 大暴れ三太郎笠』。両方とも上映時間1時間弱の小品ながら、なかなか楽しめました。

神保町に着いて、まずは老舗ビヤホール「ランチョン」で腹ごしらえ。日替わりランチ(チキン照焼きと鮭フライ)とレーベンブロイ生。フフッ。とくべつ美味しいビールというわけではないんだけど神保町に来るとここでビール飲むのが通過儀礼のようになってる。
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さて、映画。『初恋カナリア娘』(昭和30年日活)は歌手・神楽坂浮子の主演デビュー作。取り立てて美貌や歌唱に抜きん出たものがあるようには思えなかったのだけど・・・。岡田"ファンファン"真澄のデビュー作でもあり、こちらの方はさすがのインパクトです。爽やか~。歌手を夢見る小鳥屋の娘と、裏のアパートに住む見習いバンドボーイの恋騒動。ファンファンの先輩役のフランキー堺がまだ太ってなくて、大活躍。そしてこの映画の見所はなんといってもバンドの演奏シーン。日本の冗談音楽の草分け「フランキー堺とシティ・スリッカーズ」を映像で見られるとは!フランキーのバリバリのドラミングはもちろん、メンバーにはギターやマラカスで植木等、ピアノは桜井センリ。トロンボーンは顔隠してるけど谷啓かな?クレージーキャッツ結成以前の映像で、もちろん彼らには台詞も名前のクレジットもなし。にこやかにマラカスを振る植木青年はやはり存在感あります。スリッカーズは丹下キヨ子が歌い踊る曲のバックでの演奏ほか、乱闘シーンでは十八番の「カルメン狂騒曲」などを熱演。カウベルやホイッスルなどを多用した元祖コミックバンドアレンジ。いや~観てよかった。ほかに浜口庫之助も自身のバンド"アフロ・クバーノ"をバックに歌っていたり。

満足して街に出る。次の上映まで1時間。古本屋のガレージセールをのぞく。1冊買っても3冊買っても500円。「台所重宝記」(村井弦斎著/村井米子編訳)と「食味歳時記」(獅子文六)の2冊を購入。500円。前者は明治後期に出版されたのを著者の娘が読みやすくまとめた一冊。奥様と下女との会話形式になっていて、食材の選び方や調理法に産地、そのほか台所仕事全般のQ&A集になっている。おもしろそう。後者を書いた獅子文六の食味随筆は、角川グルメ文庫「わが食いしん坊」にまとめられて今回の本とも一部重複しているんだけど、好きなので買いました。この手の本は少しずつ集めているんだけど、面白いのが意外と少ない。上から目線のウンチク話は読みたくないのだ~。「そんなこと言う前にもっとためになる本を読みなはれ!」という声が聞こえてきそうでありますが。

それからレコード屋を何件かひやかして何も買わず、ふたたび神保町シアター。今度は『次郎長意外伝 大暴れ三太郎笠』(昭和32年東宝)。三木のり平主演の股旅喜劇。夫の仇討ちの旅に出る女(越路吹雪)のお供を次郎長親分に命ぜられた灰神楽の三太郎(のり平)の道中。三太郎に想いをよせる一膳飯屋の娘(中田康子。かわゆい)と、その他モロモロのアチャラカ喜劇。越路吹雪が日本髪に着物姿でポップス歌ったり、三太郎がキセルをふかすと森の石松の幽霊(森繁久弥)があらわれたり、おなじみ由利徹、南利明、八波むと志の脱線トリオ・・・と随所に見所を散りばめつつも、ごく軽めに撮られた佳作。のり平の飄々とした味わいがたっぷり楽しめます。でも、主役よりは脇役でちょこちょこっと遊んでる感じが良いのかもしれないなぁ。

観終わって外に出ると、日暮れ時。神保町シアターのすぐ近くにある老舗酒場。この時間ならまだ混んでいないだろうなと扉を開ける。うん、大丈夫。10人ちょっと座れるコの字カウンターと4人掛けテーブルが2卓。カウンターには常連と思しきオジ様たち。ここは常連率が非常に高い酒場だけど、僕みたいなたまにしか来ない客でもまったく居心地悪くはない。焼酎さつま無双と、キビナゴ丸干し、小ナス漬物。さつま無双をたのむと、大きめの土物の丸徳利にぬる燗の焼酎が、ミニサイズのアルミの薬缶にお湯(お店では白湯といってる)が入って供される。このスタイルといい、店内の落ち着く雰囲気といい、ゆるりとお酒を楽しむには最高の場所です。あとはご常連たちのパワフルなトークが肴になるかどうか、ですが・・・。
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がっつりと神保町を堪能したイチニチでありました。
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by hey_leroy | 2011-01-14 23:55 | movie | Comments(0)

年が明けたら、神保町


いよいよ寒くなってきました。厄介なこともあるけど、やっぱり冬は寒くなきゃいけない。 クリスマスが終わると、年越しに向けてモロモロにがぜん加速度がつく。 職場がある築地も買出しのひとたちで大賑わい。 アメ横あたりもすごいんだろうな。 こういう光景をみると年の瀬の実感も沸いてくるというもの。

この一年の振り返り・・・はもうすこし後にまわして、年明けのお楽しみを。
平成23年1月3日より、神保町シアターにて 『新春! 喜劇映画デラックス』 で~す!
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上映作品やタイムスケジュールはコチラ→HPを。

『笑う角には福来る、エノケン、ロッパに金語楼、森繁・伴淳・フランキー、三木のり平、渥美清にクレイジー・キャッツ…昭和のスクリーンを爆笑の渦に巻き込んだ、喜劇の数々を厳選。これぞ正月のお楽しみ、これぞ喜劇映画デラックス!平成23年のお正月は、ブワーッと昭和の喜劇映画上映から始まる!』 (HPより)

エノケン・ロッパのアチャラカ喜劇、社長&駅前シリーズ、寅さん、クレージーなどの王道作品から、三木のり平や財津一郎が主役を張る、普段あまり公開の機会がない作品まで、幅広~く楽しめるプログラムとなっています。 いまから上映予定表と睨めっこしています。 

もう~い~くつ寝~る~と~お正月~~♪  楽しみであります。
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by hey_leroy | 2010-12-26 23:01 | movie | Comments(0)

カックンでアジャパー


昼過ぎに、神保町へ。
神保町シアターでの特集上映 『喜劇映画パラダイス』です。
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ほぼ1ヶ月かけて、36本の映画を上映。
エンタツ・アチャコからタモリまで、昭和の喜劇映画を俯瞰したアンソロジー。
どれも観たいけど、とてもおっつきそうにない。
タイミングがあうものを選んで出かけることにします。

今日は、『カックン超特急』 (1959年・新東宝)と『アジャパー天国』(1953年・新東宝)の2本を。
カックン(by由利徹)とアジャパー(by伴淳三郎)の映画が並んで上映なんて。
すばらしい。

『カックン超特急』は、特急便トラックのドライバーに抜擢された由利徹と、その助手(南利明)の
珍道中。 由利徹のズーズー弁ととぼけた雰囲気がたまらない脱力感を醸しだしてます。

伴淳の『アジャパー天国』は、花菱アチャコ、古川ロッパ、、柳家金語楼、益田喜頓らの
喜劇界の大御所たちに、清川虹子、若き高島忠夫に田端義夫もでている。
学生服姿でギター弾いて歌う若者がバタヤンだったなんて、途中までまったく気づかなかった。
人情喜劇あり、ドタバタの立ち回りもあり。
『アジャパー天国』や『アジャパーサンバ』なんて唄っちゃうシーンもあって、楽しい。

どちらも思いのほか手が込んでいる映画で、大好きな由利&伴淳のおとぼけ演技も堪能。
土曜だし混んでるかなあと思ってたけど、ちょうど良い感じの客の入りだった。

2本の映画の間に待ち時間があったので、近くの老舗ビヤホール・ランチョンへ。
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レーベンブロイと豆チリソース煮込み。
和みの時間。  神保町に来ると寄ってしまうなあ。
映画の後、下北沢へ。
禁断症状が出ていた博多串焼きに舌鼓を打ち、そのまま・・・気づけば、友達と朝まで。
ひょえ~。


おまけ。 
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by hey_leroy | 2010-05-22 23:59 | movie | Comments(0)

池袋でモリシゲ~十条で一献

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仕事は休みだけど、早起きしてご飯を炊いて、塩鮭、卵焼き、舞茸と長葱の味噌汁で朝餉。
9時前に横須賀中央で散髪。 その足で池袋へ。
新文芸坐での「森繁久弥追悼特集」を観ます。
2/7~20まで日替わりで2本ずつの上映。
銀座シネパトスで森繁喜劇はサンザッパラ観たけれど、今日のプログラムは気になってた。
タイミングが合ってよかった。

『三等重役』(1952年東宝)と『スラバヤ殿下』(1955年日活)。
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『三等重役』はその後ヒットする「社長シリーズ」の原型といえる作品。
河村黎吉が主役の社長を演じ、人事課長が森繁、秘書課員が小林桂樹。
森繁の社長シリーズを観ていると、いつも社長室に先代社長の肖像写真が掲げられていた
けれど、それが河村黎吉のものだったんだ、と この映画を観てやっと合点がいく。
この映画と、その続編を撮って河村は亡くなっているので、肖像写真で敬意を表し続けている
ということかもしれない。 穏やかなペーソス、笑いがじんわり沁みる良い映画です。
沢村貞子や越路吹雪、それから千石規子に大泉滉も出てる。
四国の海岸を見下ろす社長宅がなんとも良い風情。
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もう1本の『スラバヤ殿下』は、ドタバタおっかけナンセンス騒動劇。
森繁が天才物理学者とそペテン師まがいの弟の2役を演じる。
2人が同一画面に登場するなど当時としては画期的な演出。
また、顔を黒塗りにして南の島のスラバヤ閣下に扮し国外脱出をはかるなど、
昔のアメリカの大衆演芸ミンストレル・ショーよろしく、今では不適切とされそうな表現もバシバシと。
三木のり平とのインチキ南方言葉など、かなり笑いを誘う。
他に丹下キヨ子、馬淵晴子、有島一郎らが出演。 
古い映画なので途中フィルムが切れたりというハプニングもありつつ。
観にきているお客さんたちは平均年齢65歳以上。結構な入りでした。

2本見終わって、午後3時過ぎ。雨脚が強くなってる。
ジュンク堂書店などをひやかし、16時30分に十条へ。
自分の中で平日夕方辺りに池袋にいるということは、すなわち十条の大衆酒場を訪ねる
ということなり。 
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今日もかわらぬ佇まい。おねえさん方もかわらずキビキビと気持ちよい。
お銚子3本とポテトサラダ、カレイ煮つけ、ハスのきんぴら。大根の煮物がお通し(サービス)
でついて、本日のお勘定は1,260円なり。
カレイは味がしっかり染みているし、ポテサラもお芋感がしっかりあって、
やはり偉大な酒場なり。

しっかし、映画館といいこの酒場といい、今日は周りは大先輩方ばかり。
世代が近い人と話しがしたくなって、月島で立って呑んで帰宅。

夜半、歯痛発症。 眠れず。。。 明日は朝イチで歯医者だ。。。
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by hey_leroy | 2010-02-15 23:44 | movie | Comments(0)

軍港めぐって、逆転旅行


いやっほう。今日もいい天気。
行楽日和です。

なので午前から汐入へ。
「横須賀軍港めぐりクルーズ」ってやつに参加だ!
アメリカ海軍に海上自衛隊・・・基地の街でもある横須賀。
でもふだん基地の姿に触れる機会はほどんどない。
陸からは見ることができない自然やら建物やら軍艦などを見れるんじゃないかな、と
天気が良い休日がくるのを待っていました。

汐入のダイエーのすぐ脇に乗船場があるのだけど、
平日午前なので空いてるだろうとタカをくくっていたら、こりゃまたビックリの混雑っぷり。
団体さんに家族連れなどで大盛況なり。
船は客席フロアのほか、オープンデッキにあがることももちろんできるので、
気持ちよい風を受けながら、のんびりクルーズ。
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イージス艦や潜水艦、さきごろ引退した南極観測船などを見つつ、
米海軍基地と海上自衛隊基地周辺を45分かけてまわります。
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いつもは横須賀駅ホームからも眺められる海上自衛隊の船たちが、
今日はちょうど観艦式というイベントのリハーサルとかでほとんど出払ってしまっていたのが
残念だったけど、近所に住んでいながらはじめてみる景色ばかりで楽しかったなぁ。

今度はベースが開放される日に遊びに行こうっと。

船から降りたら、ちょうどお昼。
ドブ板の入り口の大衆食堂で、ホッピーやツマミやらに惹かれつつも
グッとこらえて中華丼を食べ、それから散髪。

でもって、昨日に続き神保町へ。今日はなんだかアクティブだ。
またまた神保町シアターにいくのだ。

整理券をもらってブラブラしてたら、映画館近くの路地に
縄のれんがかかる良い感じの酒場を発見。
時間までゆるりとキビナゴ丸干しをかじりながら焼酎お湯割をいただく。
焼酎はさつま無双。
大きな丸徳利に焼酎が入り、それとは別に小さな薬缶に入ったお湯がだされる。
自分の好みのお湯割りが楽しめる寸法。

若い店主をコの字に囲んだカウンターには常連さんとおもわれる方々が並んでる。
人生の大先輩たちはみなお元気そう。
隣にすわったお客さんとなぜが落語やジャズの話になる。
上映開始ギリギリまで楽しい時間をすごしました。
あとあと考えたら、ここ、なぎら氏の本にも登場する老舗の居酒屋さんだった。
うん、いいお店だった。

で、映画は『喜劇 逆転旅行』(1969年/松竹/カラー)。
東北が舞台。
列車車掌のフランキー堺、彼に想いを寄せる幼な馴染みの倍賞千恵子。
でもフランキーのお目当ては料理教室の先生の佐藤友美(今も昔もおしゃれで美しい!)。
そんな面々に加え、食堂車パーサーの伴淳三郎、フランキーの母のミヤコ蝶々、
後輩の現千葉県知事らが絡んで、まあドタバタと。
ラストに羽目を外しすぎな印象もあるけど、楽しい喜劇でした。
倍賞千恵子がおてんばで積極的な役どころで、よかった。
田舎芸者の姿はあまり似合ってなかったけど。
あとは何といっても伴淳と蝶々のやりとり。 このおかしみ。たまらん。
あやしいフランス語をしゃべる藤村有弘とか、由利徹なんかもチラっと出て、
チラッとのわりには存在感でまくりで。

満喫して、帰路に。

ちょうど「池波正太郎の銀座日記(全)」(新潮文庫)をバッグに入れて読んでたので、
この神田神保町界隈、古い喫茶店や山の上ホテルなどが気になります。
何回も拾い読みしているけど、最後のほうになるとしきりに老いを意識した気弱な文章が
増えてきて、読んでるほうが滅入ってくる。  
武田百合子の「富士日記」も、夫が亡くなったり、愛猫や愛犬が亡くなったり、
後半は読んでいて悲しくなるなぁ。
でも、どちらもつい繰り返して開いてしまう本なり。

・・・あ、2日続けて神保町~御茶ノ水あたりにいたのに、レコード屋には
まったく足をふみいれなかったな。
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by hey_leroy | 2009-10-21 23:28 | movie | Comments(0)

神保町へ


この10月いっぱい、神保町シアターという映画館で
『川本三郎編 鉄道映画紀行 ~思ひ出は列車に乗って~』 という特集上映が組まれています。
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文芸評論家、街歩きの達人、そして映画通でもある川本三郎さんが
1940年代から1970年代までの日本映画から、ジャンルを越えて鉄道が登場する映画を
28本ピックアップして、週7本ずつ上映するというもの。

僕がこの特集上映を知ったのは先週くらいなので、『カルメン故郷に帰る』とか
『父ちゃんのポーが聞える』 など観たかった何本かはもう終わっていたんだけど、
今週は喜劇映画中心のプログラムなので、スケジュールと睨めっこしつつ、出かけました。

早めについたので、古本屋を覗いたりしつつ・・・でも、僕は神保町といえば
ビヤホール「ランチョン」。 創業約100年のビールと洋食の店。
この街にくると、ついつい入ってしまいます。 
いわゆるビヤホールというより、明るいレストランって感じ。
ビールがとくべつ美味しいかどうかは、自分は正直よくわからないんだけど・・・。
でも、平日の午後に、空いている店内でビールのグラスを片手に窓際の席から
通りを眺めるのはなかなかゼイタクです。
今日も、塩タン(コールドタン)とエビクリームコロッケでビールを2杯。
少しゼイタクしすぎたかも、と反省しつつも、満喫。

で、映画です。 神保町シアター、キレイで奇抜な建物。
客席は100席弱だけど、7~8割は埋まっているほどの盛況。
もっと空いてるかと思ったな。 

きょう観たのは、
『特急にっぽん』(1961年/東宝/白黒)と、『喜劇 各駅停車』(1965年/東京映画/カラー)。

『特急にっぽん』は東京と大阪をむすぶ特急こだま(新幹線以前!)の食堂車のコック
(フランキー堺)とウェイトレス(団令子)、客席係(白川由美)の三角関係を中心に、
クセのある乗客たちを巻き込んだ騒動を描いたハナシ。
沢村貞子とか小沢栄太郎らの脇役が達者。 
団令子は、こないだ銀座で見た『社長太平記』(1959年)の方が可愛らしかったなあ。

『喜劇 各駅停車』は、勤続37年のベテラン蒸気機関士(森繁久弥)と機関助手(三木のり平)の
絡みが絶妙だった。 のり平サン、やっぱりよい。 
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2人が通う機関区脇の小さなおでん屋もいい雰囲気。 森繁はコップに焼酎を生(き)で。
のり平はウイスキー角をクラッシュアイスで。  
おでん屋を切り盛りするのは岡田茉莉子。40年以上前のこの映画で、
大学生の息子がいる未亡人の設定・・・今も活躍してるけど、一体いくつなんだろう。
ずっとお綺麗で。。。 
ほかにも森光子や左ト全、山茶花究など、やっぱり脇役が堅実。
「喜劇」と謳っているけれど、泣かせどころもありの「モリシゲ節」。
そこが好き嫌い分かれるところかな。 でも、ところどころにクスグリがあって、楽しめた。
ラストシーンが、川面に羽衣のように揺れるのり平さんが履いていたフンドシ、
というのにシビレましたよ。
そうそう。蒸気機関車のシーンも迫力でした。 嵐の中、横倒しになってたりしてた。

この特集上映、まだ観たいのがあるなぁ。
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by hey_leroy | 2009-10-20 23:44 | movie | Comments(0)

お染久松


パ~ッと景気良くいきたくなって
『エノケン・笠置のお染久松』のDVDを久々に観る。
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1949年(昭和24年)公開だから、ちょうど60年前。
喜劇王・エノケンこと榎本健一とブギの女王・笠置シヅ子のコンビで
繰り広げられる歌謡ミュージカル時代劇。

大店の油問屋で丁稚奉公するお調子者だけど何でも器用にこなす
久松(エノケン)と、店のお嬢さまの、オテンバでなぜか一人だけバリバリな
関西弁のお染(笠置)。
身分が違うふたりの恋の騒動を彩るのは、なんと大御所・服部良一の音楽。
「丁稚ブギ」 「恋は眼でする口でする」 「お染久松ルンバ」・・・
楽しくて躍動感のある曲がなんともいいなぁ。
ふたりのエンターテーナーぶりも堪能できます。

エノケンはリアルタイムでは全然知らない伝説の人。
このときすでに中年の域だと思うけど、小柄な身体はめっちゃ動くし、
小僧の可愛らしさまでかもしだしちゃって、さすがの存在感。

笠置シヅ子は、物心ついたときには「カネヨンのおばさん」だった。
「東京ブギウギ」「買い物ブギ」などの服部良一クラシックスの
歌い手だったのを知ったのは、ずいぶんと後のこと。

画質は古いけど、笑いのツボはけっこう今に通じるモダンさがある。
油屋の番頭3人衆の「あきれたぼーいず」がピリリと効いてる。
益田喜頓、坊屋三郎、山茶花究。。。3人とも粋なおとぼけ具合。

昔の日本映画(とくに喜劇)は、下北沢のシネマアートンで
たまに特集上映していたのだけど、昨年閉館してしまった。
やっぱりケーブルテレビかなぁ。。。
でもそれほど観ないだろうしなぁ。。。
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by hey_leroy | 2009-02-04 23:54 | laughin' | Comments(0)