おとなの部活動
2009年 02月 18日
こないだ、本屋さんでついつい手にとって、ついついその場でほぼ読破。
『今宵も酒場部 ~飲んで描いたおとなの部活動報告~』
牧野伊三夫・鴨井 岳 共著 (集英社)
画家であり書籍の装丁も手がける牧野伊三夫さんはお酒好き。
たびたび雑誌などに登場しては、ノンベエな読み手のココロをくすぐるチョイスで
愉しませてくれます。
わかめの新芽をあぶった出雲名物の「あぶりめのは」とか、
中野の老舗トリスバーのハイボールとか。
この本は、牧野さんとライターの鴨井さんと編集者さんで結成した
『酒場部』の活動報告。集英社のケータイマガジンの連載をまとめたものらしい。
週に一度、ゲストを招いたり招かなかったりしながらいろんな店で呑み、食べ、しゃべる。
牧野さんと鴨井さんが交互に書いた文章に、牧野さんが酔眼で描いた鉛筆画が添えられる。
大衆酒場にシェリーバーに寿司屋に蕎麦屋にワインバー・・・
ホントにいろんなところで呑んでるなあ。
グルメ本なわけでもないし、そんなに気の利いたことが書いてあるわけでもないけど(失礼)、
それがよい感じのユルさにつながってるみたい。
立ち読みですませてもよかったんだけど(かさねて失礼)、好きな作家の石田千さんが
招かれて上野辺りの立ち飲みで呑んでる項があったので、ついつい買ってしまった。
銭湯で一汗かいて酒屋の隅のスペースでビール呑んだり、たのしそう。
石田さんといえば、角田光代さんの酒呑み対談本にもでてたなあ・・・
というのを思い出して、昼休みに本屋でみつけて立ち読みしてたら
メシ喰う時間がなくなった。 なかなかおもろい。
角田さんの小説はなんとなく読まず嫌いなのだけど。
どの本にも登場していないんだけど、いま、なぜだか牡蠣の燻製の缶詰で
サントリー角のハイボールか水割りがモーレツに呑みたい気分。