Auggieのbar
2009年 08月 18日
日ごろより、大衆酒場の暖簾をいそいそと潜ってはホッピー片手に
冷奴などつついている自分でありますが、たまにはbarの扉を開けることも。
家から一番近くにある酒場は、本格的なモルトウィスキーなどを揃えていながらも
地元の常連さんたちが集まるカジュアルな雰囲気のbar。
ときに賑やかすぎたりもするけど・・・。
そこで教えてもらった、横須賀中央にあるオーセンティックなbar。
駅近くのホテルの地下は「シャッター商店街」ならぬ「シャッター地下飲食街」な様相。
そこに佇む1軒。
店の名前を聞いたとき、ピンときた。
ポール・オースター原作・脚本の映画 『スモーク』 の主人公、
ハーヴェイ・カイテル演じるブルックリンの煙草屋の親爺 "オーギー"。
もともとはオースターが新聞に書いた一遍 「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」。
それに由来した店名なんだろうなぁ。
映画「スモーク」もオースターの小説も好きなので、ニンマリ。
過日、ちょっとお酒が入った状態でお邪魔して、オールド・グランをオンザロックで2杯。
マスターとも少し話した。
キチンとしたお酒をのませてくれるbarの存在は、ありがたい。 「キチンと」というのは
語弊があるかもしれないけど、こういうお店が近くにあると安心。
いくのは主に大衆酒場であることに変わりはないのだろうけれど。
というわけで、ポール・オースターの諸作をひさびさに読み返そうかな、と。
まずは 『スモーク / ブルー・イン・ザ・フェイス』 (新潮文庫)を。
映画2作分の脚本と、前述の「クリスマス・ストーリー」などを収載。
・・・やっぱりDVD借りてこようかな。