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喜劇月間


先日ひさしぶりに高田文夫の対談集 『笑うふたり』 (中公文庫)を読み返したら、
まえに読んだときよりもずいぶんワクワクした。
伊東四朗、のり平、谷啓、欽ちゃん、青島、談志、、、三宅裕司や小朝、イッセー尾形も。
聞き上手、語らせ上手の高田さんの面目躍如。
いまや大御所ベテラン芸人たちの、僕なんかがリアルタイムで触れられなかった時代の
あれやこれや。 とっても興味深い。

続けざまに小林信彦の 『日本の喜劇人』 (新潮文庫)や、古今亭志ん生の 『びんぼう自慢』
(ちくま文庫)などを再読、しばらく昭和のお笑い漬けになりそう。

さらに、昨日図書館で借りてきたのは
『古川ロッパ昭和日記 戦前篇』 (晶文社) と 『のり平のパーッといきましょう』(小学館)。
昭和前期の喜劇王、ロッパの日記は、書架から出してきてもらってビックリ。
こんなに分厚い豪華本だったとは・・・。 
喜劇月間_f0160346_111343.jpg

これがもう3巻あるのです。
僕は、いったいロッパの何を知りたいというのか・・・。
でも、読みはじめたらけっこう面白い。
一座を率いての公演や稽古のはなし、食べ物のはなし(かなりの健啖家)、などなど。
まったく知らない世界だけど、当時の社会風俗が浮かび上がってくる。
疲れて呼んだ指圧師が浪越(徳次郎)だったり、知った名前もチラホラ出てきて。
とても持ち歩ける本ではないので、眠る前に布団に腹ばいになって少しずつ読み進めよう。
返却期間にはとても返せそうにないなぁ。

映画でも、神保町シアターや浅草新劇場でちょっと観てみたい喜劇映画がある。

今月は、喜劇月間。
by hey_leroy | 2009-10-10 22:52 | books

たゆむあした、ゆるむゆうべ。カマクラ発、ユルマッタリな日々。読み返されない備忘録。


by hey_leroy