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up for the down stroke

好天なり。 朝晩は若干寒いかな。

きょうのお弁当。
茄子のバルサミコ蒸し、玉子焼き、姫竹の味噌漬け、ちりめん山椒、ご飯。 
あっさり昼ごはん。


自分の仕事は食品やお水などに関わるものなのだけど、3月11日以降、消費者からの問合せが激増して、その内容も一変した。

放射能の影響は? いつ、どこの工場で作られた? 赤ちゃんへの影響は? 関東より西で作られたものしか口にしたくないんだけど・・・。などなど。

国や東電への不信が募るなか、「行政の指導に従って安全な商品を提供しています」という説明に、どれほどの説得力があるんだろうか。自分たちの言葉で一人でも多くに安心してもらうにはどうしたらよいのか。

風評のひとことでは済まされないと思う。 「風」はそこかしこで吹きすさんでる。

テレビの解説者がいってることは正しいのか。新聞はどうか。
ネットで「この人の指摘が信頼できる」という声があると、かならず別なところでそれに対する批判的な意見も上がっている。
いろいろな説があって、それらから選択できる自由を持っているというのは本来健全な事だけど、おおもとの情報の信憑性が疑われる今、あっちこっちで玉石混交入り乱れていて、正しい情報を求めようとする人たちはどんどん疲弊していく。 あるいは諦観をきめこんでしまう人も多い。
その 「安全」 とか 「大丈夫」 は信じて良いの?
「いいんじゃない?」 「だめでしょう!」
どちらが良いとか悪いとかではない。

「自分で情報を取捨選択しないと」というけれど、情報は迅速に正しく開示されなければ意味が無いばかりか、不信のスパイラルがグルングルンだ。 
「それって本当?」 「なんかゴマかしてない?」
失墜しかけている(しきってると感じる人もいるだろう)信用を取り戻すのは容易ではない。


福島に住む友人がいる。彼女がSNSで毎日書いている日記を読むと、3月11日を境にいかに生活が変わってしまったかがズドンと伝わってくる。ライフラインが確保できない日が続き、風評被害に傷付き、原発への対応を憂いながらも現地で作業する人たちに感謝し、地元を愛し、仕事の先行きもわからない状態のなかボランティアに加わったり、小さい芽が出てくるように ほんの少しずつ町が動きだしている事に喜びを感じたりしている。

被災されている人の状況はもちろんそれぞれ違い、みなさんが大変なおもいをしている。 
そんななか、自分が知っている人が発する言葉は、どんな媒体の情報よりもリアルに届く。
それは一元的な情報だけど、自分の気持ちのバランスの指針は、いまのところテレビでも新聞でもネットニュースでもなく、彼女の日記だったりする。 


干し椎茸を水に戻す。切干大根も戻す。
にんじんをしりしりする。

Parliamentの"Up for the Down Stroke"を聴いてテンションあがる。
P-Funk軍団のジョージ・クリントン総帥(aka Dr.Funkenstein)はかつて
「FUNKは世界を救う」とのたまった。
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とりあえず、神奈川県知事にでもなってくれないかな。 
宇宙船マザーシップ号に乗ってひさびさにご降臨願いたい。

なんか、支離滅裂だな。

明日がよき日でありますよう。
by hey_leroy | 2011-04-05 23:07 | days

たゆむあした、ゆるむゆうべ。カマクラ発、ユルマッタリな日々。読み返されない備忘録。


by hey_leroy