パイプのけむり
2011年 05月 09日
ギタリスト、Cornell Dupree逝く。 68歳。
New Yorkのスタジオ・シーンで1960~70年代にひとつの時代を築いた。
King Curtis、Aretha、Donny Hathaway、Stuff...
R&B畑から頭角をあらわし、New Soulと呼ばれたサウンドを影で支えた一人でもある。
心身楽器が一体になってるとしか思えない、ワンアンドオンリーのギタリストでした。
ソロもバッキングも唄いまくっていた。
Margie Josephの"Margie"とか、自身のソロアルバム"Teasin'"は今でも大好きです。
演奏にも何回も触れた。 最後に観たのは4、5年前のブルーノート東京。
イスに腰掛けて、パイプをくゆらせ、ウイスキーのみながらご機嫌で弾いていた。
その後体調はあまりよくなかったようだけど・・・。
映像は1970年代初頭。King Curtis & Kingpins。曲は"Memphis Soul Stew"。
嗚呼、素晴らしいギターリフ。
素敵な音を本当にありがとう。 どうぞやすらかに。
ここで訃報はあまり取り上げたくないと考えてはいるのだけど、思い入れのあるミュージシャンや役者さんが亡くなってしまうと、やはり触れずにはいられないなぁ。