かこさとしの世界@鎌倉文学館
2011年 09月 09日
過ぎゆく夏を惜しむような・・・。
もっともこの暑さ、あと1週間ほどつづくらしい。むぅ。
昼まえ、横須賀から鎌倉へ。実家に顔をだす用事があるのだけど、ちょいとブラブラしつつ向かうことにします。いつものように小さい改札から出て、御成小学校~六地蔵なんかを眺めつつ由比が浜通りへ。で、今日は長谷の手前の路地を入って、鎌倉文学館へ。
こないだ実家に帰った時、江ノ電の中づり広告で『特別展・かこさとしの世界』が開催されてるのを知って、ちょっと気になっていたのでした。多分子供向けの企画なんだろうなとは思いつつも。児童文学家・かこさとしさんの作品は幼少期からずいぶん親しみました。『からすのパンやさん』、『だるまちゃんとてんぐちゃん』、『海』・・・。とりわけ『とこちゃんはどこ』と『あなたのいえ わたしのいえ』は相当気に入ってて繰り返し読んだっけ。
はじめて来た鎌倉文学館。鬱蒼とした広いな敷地は、旧前田侯爵家別邸とのこと。緑が濃ゆくて、ちょっとひんやりしてる。
じゃじゃん。素敵なところでした。
そして、展示は・・・やはり、なんというか、高校の文化祭みたいな。
でも、原画も見れたし、良しとするか。
コミカルなもの、科学もの、史実もの・・・作品のテイストによって画風がさまざまで、それらを俯瞰して見れたのも良かったな。『どろぼうがっこう』が読みたくなった。
そして、常設展はなかなかでした。鎌倉文士たちの直筆原稿や写真が興味深かった。芥川、永井龍男、大仏次郎、川端康成・・・そうそうたる面々が住んでたんだなぁ。
文学館をあとにして門を出ると、ふたたび残暑厳しき街並み。ちょうど甘縄神明の祭礼の時期で、神輿やらがセッティングされているのを横目に、すぐ近くにある、同級生がやっているきしめん屋へ。ビールで喉を潤しつつ(いつもごちそうさまです・・・)、地鶏せいろなどいただく。他のお客さんが引けたタイミングで、店主のNかじ氏と今後のバンド活動などについて意見交換(?)。少しずつ色々動きだしているのだ。
長谷から極楽寺の切り通しあたりを歩いて、稲村ケ崎からちょいと江ノ電に乗っかり、実家へ。本棚をゴソゴソすると『とこちゃんはどこ』と『あなたのいえ わたしのいえ』はやっぱりあった。他の絵本も含めとっかえひっかえ読みふける。やっぱり『どろぼうがっこう』が読みたい。
今日は実家に泊まります。