余禄の人生
2015年 05月 25日
呑まずに帰る。 なのに、今日は身体がダル重い。
朝シャワーを浴びたらヘナヘナになる。
ずいぶん前に買って放置していた本を読む。
『余禄の人生』 文春文庫。1986年。
山梨が生んだ独特の文筆家、深沢七郎。
『みちのくの人形たち』、『言わなければよかったのに日記』、『楢山節考』などなど、
無邪気で純粋で、畏れがあって。 天然か、確信犯か。
そこには文章があるだけ。
一度読み始めたら、惹きつけられて止まない。
雑誌等に掲載された随筆風文章をまとめたもの。
『余禄の人生』 というタイトルが良い。
隠居、隠遁ではないけど、余禄の人生。
がんばって生きたい人。
がんばらずに生きたい人。
どちらも考えたことない人。
それぞれの日々はつづく。 おしまいの日まで。