むかし、下北沢に三福林という定食屋があった。炒め物メインのガッツリ系。お値段はめっちゃリーズナブルというほどではなかったけれど、たまに思い出しては食べたくなる味だった。高校生の時(30数年前!)は、仲間内ではなぜか「いなか」と呼ばれてて、そのころは建て替え前で、いかにも昔ながらの食堂だった(ような気がする)。大学に入ってから、古レコード屋帰りとか、近所に下宿する友人たちと通った。置いてあるアルコールは缶ビールだけ。酒肴も特になし。
呑むより、喰う店。それ以降、シモキタ人気で、ここも行列店になり、自分たちの足は少し遠のいた。閉店と知ったのは、10年少し前か。大将の体調の問題だったと聞いた気がする。
その味を引き継いだお店が新宿に出来てるときいたのは数年前。シモキタ三福林で修行していたお兄さんが大将のお墨付きを得て開いたらしい。気になっていたけれど、訪ねる機会がなかった。
今日は新宿三丁目で映画を観て、外に出たのがお昼過ぎ。よし、行ってみよう、その店に。目指すは新宿六丁目。
雑居ビルの1F。
暖簾の「ま」の字が隠れてる。
店の中に入ると、まず靴を脱ぐ。
掘りごたつっぽいテーブルが数卓と、厨房に面したカウンター3、4席。
カウンターにすわる。
食べ終えたお客さんたちが続々とお勘定を済ませて出て行く時間。
メニューを見ると、若干品数は減ったかなという感じ。
でも、焼き魚に、オムレツ系、そして炒め物系も。
そうそう、この感じ!
でも、今日は頼むメニューは決まってる。
肉なすピーマン炒め定食(カレー味)。
これこれ、この感じ!
基本カレー風味だけど、炒め物メニュー全般に使われている秘伝?の調味料が、コクと深みを出してるような。
ゴハンがすすんで止まらない。
めずらしく、おかわり。
あぁ、レバニラも食べたい、明太オムレツも食べたい。。。
また、来よう。
ごちそうさまでした。
花園神社に寄って、カマクラに帰る。