松本で「切られの与三」


小雨そぼふる信濃路。
諏訪あたりでぼんやり酒でも呑もうと思っていたけど、松本まで足を延ばす。

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まつもと市民芸術館で、信州・まつもと大歌舞伎
旧知の打楽器奏者、関根真理ちゃんが演奏しているというので。


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串田和美演出のコクーン歌舞伎が、渋谷Bunkamuraから松本へ。
中村七之助、中村梅枝、片岡亀蔵、笹野高史、中村扇雀ほか、豪華キャスト。
それに加え、多くの松本市民サポーターが、出演、裏方、出店ほかに尽力され、一味も二味もコクーンとは違った独自色をだしている。
串田氏はまつもと市民芸術館の芸術監督を務めているのです。

演目は「切られの与三」。
粋な黒塀、見越しの松の~♪ の「お富さん」で有名な。
雲の上団五郎一座の三木のり平と八波むと志の玄冶店でのかけあいでもちょっと有名な?
もちろん大元は江戸世話物の名作『与話情浮名横櫛』であります。
・・・なんて、それはちょいと知ったかぶり。
歌舞伎のほかに講談や落語でのエピソードも盛り込み、斬新さ、モダンさも。

おちていく男の一途さと、待っている女のしたたかさ。
美しく、哀しく、疾走感があって、可笑しみもおぼえる。

すこぶるタンノウいたしました。


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当日券で、3階の一番リーズナブルな席で観た。
通りすがりの旅のもの。桟敷席なんて座れません。

歌舞伎にある「花道」は作らず、客席の通路を思いっきり生かした演出。
3階からだと通路奥での芝居は見えないけど、舞台全体を俯瞰することができる。
ミュージシャンもバッチリ。
そう、歌舞伎ではあるけど、演奏は現代的。
Dr.kyon(kb)、バカボン鈴木(bass)、関根真理(perc)の3人。
そして、歌舞伎の附け打ちの方も!
ちょいとアーシーなジャズが、舞台を彩ってました。

終演後は、真理ちゃんとウン十年ぶりの再会。
東京じゃなく、こういうところで会えるのがオモシロイ。
でも、また東京でも演奏を見に行こう。うん。

今日の芝居は昼からだったので、実はそろそろイイ時間。
もちろん、松本の街へとくりだすのです。



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by hey_leroy | 2018-06-15 16:42 | live , event | Comments(0)
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