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片岡球子展

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ひさしぶりの都内。竹橋の東京国立近代美術館へ。
『 生誕110年 片岡球子展 』 を観ます。 HPはコチラ
先月、神奈川県立近代美術館・鎌倉本館での「湘南の画家たち」のなかで、彼女の「面構 等持院殿」を見て興味を持って。そしたらタイミングよく今回の大回顧展があることを知った。

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型破りで激しくてユニークで。訴えかけてくる迫力。朱色の紅さ。青の碧さ。
富士山や古典芸能などの日本的な画題を、唯一無二の画風で描く。
緻密だったり、大胆なデフォルメが施されていたり。
103才で亡くなる直前まで精力的に絵筆を握っていたという。
特大サイズの作品が多くて、なんとも楽しい。
魅力は、図録やポストカードなどでは到底伝わらない。
ぜひ実物を!

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「幻想」 1961年  223×355cm

東京では2015年5月17日まで。そのあと愛知に行くようです。
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by hey_leroy | 2015-04-17 22:05 | art | Comments(0)

卯月酒中閑話

仕事帰り、約10日ぶりの外呑み。鎌倉にて。
裏小町のいつもの立ち呑み2軒でサックリやったあと、ひさびさの酒場へ。

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司牡丹のお銚子。 そらまめ。 地鯵の干物。
カウンターに、お客が銘々で燗を付けるスペースがある。 
いい湯加減になる前についつい呑んじゃう。
そらまめ、注文が入ってから鞘から出して塩ゆでにしてくれる。絶妙。
焼きそらまめもずいぶん人気だけど、僕は塩ゆでが好きです。
大女将や若女将とお喋りしながらゆるゆる呑んで、気づけばお銚子3本。

帰りがけ、小町通りに、今まで気付かなかったバーの立て看板。
マイケル・フランクスや、ハービー・ハンコック、キャロル・キングなどの写真が・・・。
酔った勢いもあり、ちょいと路地を入って2階へ上る。
ドアを開けると、カウンターメインのショットバー。絨毯がフカフカ。照明はやや明るめ。
看板が気になって初めてきた旨をマスターに話したら、マイケル・フランクスのレコードをかけてくれた。
"Tiger in the Rain"。ジョン・サイモンのプロデュース。いいわぁ。
ウンダーベルグのソーダ割り、J.Ballyストレート、オールド・グランダッドのハイボール。
ダニー・ハザウェイも聴いたっけ。
あぁ。寄り道酒場がまた増えた。



帰宅は23時前。 でも、4軒で10杯・・・呑んだなぁ。
久々で胃と肝臓が吃驚してる。
もっと一杯をだいじに、ゆっくり呑まなくちゃ。
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by hey_leroy | 2015-04-15 23:59 | カマクラとかフジサワであそぶ | Comments(0)

どこかにいきたい

終日、本降りの雨。

昨日録画しておいたBS 『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』 を見る。
能登半島。七尾線。のと鉄道。缶ビール。コップ酒。くちこ。牡蠣。宗玄酒造。
・・・旅に出たい。 遠くなくても良い。

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準備はできてる。
いつ外呑みすることになってもいいように、バッグにグラスを忍ばせて。
・・・これが準備ですが。 はい。
早稲田・穴八幡(一陽来復の御札が有名)の福財布に、頑丈なデュラレックスのグラスを入れて。
デュラレックスは部屋に転がってた130ccサイズ。
ビールには少し小さいけど、日本酒やワイン、ウイスキーなどには良さそう。
とりあえず。暫定で。ピッタリくるのを気長にさがしたい。

あと、水漏れしない石けん入れもチェックしましたっ。

来月に向けてチョっとした企みを思いついたりして。
むふふ。

雨音を聞きながら、出たばかりの雑誌の鎌倉特集をパラパラ。
GWや紫陽花の季節をひかえ、メディアに一番露出する季節。
毎年毎年新しいお店が。 知らないところがほとんど。 知ってるところ、チョイチョイ。

明日もず~っと降るらしい。
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by hey_leroy | 2015-04-13 19:13 | days | Comments(0)

甘いか辛いか酸っぱいか

この一週間、仕事場と家との往復で過ぎた。
家でも、それほど呑まず。 半分は休肝日。
そろそろ、外呑みしたくてウズウズしてきたような。
でも、睡眠たっぷり、寝起き爽快な一週間、快適だったなぁ。

たまってる未読の本を少しずつ減らしています。

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『 甘酸っぱい味 』  吉田健一 (ちくま学芸文庫 2011年)

 評論家、小説家、英文学者といった顔をもつ吉田健一(1912~1977)が、昭和32年の4~6月にかけて熊本日日新聞に連載した100本ほどのコラムの単行本化。 直前に読んだばかりの吉行淳之介の『贋食物誌』が、夕刊フジへの100回の連載エッセイをまとめたものだったのは、まったくの偶然。タイトルがどことなく食味随筆っぽいところも共通している。でも、食のエッセイではない。

 「初めは、甘いことも辛いことも混ぜて勝手なことを書くという意味で、甘辛という題にする積りだったのであるが、そうするとこっちは偶には辛いことも書くという宣伝の感じがしなくもなくって、宣伝した以上、書かなければならず、本当に書けるかどうか、あまり自信がある訳でもないので、甘酸っぱい味というのに変えた。甘いのは前通りで、酸っぱいのは、辛味を少し薄めたという気持である。」(「書き出しの言葉」より)


 読みすすむほどに、「これは凄い仕事だ」と感じる。一回分の原稿分量は文庫本で3ページ弱ほどだが、濃い。 内容も文体もとても濃密なのだ。 戦前・戦中・戦後の日本、そして世界。 歴史における時間の捉え方、事象の捉え方。古いもの、新しいもの、日常生活、余暇・・・。僕は思想や哲学の本なんて今までほとんど読んできてないけれど、この100篇にはたくさんの「種」が詰まっている。今読んでも、というか、今読んでこそ気づかされることが多いのではないか。 声高になったり大上段に構えたりすることなく、飄々と、独特の文体で書き綴っている。 こんな文章を毎日休みなく三ヶ月間・・・タフというか、書きたいことが溢れ出てきていたということか。 

 「博物館などを廻ったりしてから、人間はバーや飲み屋に行くようになる。或は、必ずしもそうでなくても、そういう場合もあることをここに記して置きたい。そして博物館に行って我々が求めるものが芸術や文化や教養や知識人とは決っていないのと同様に、バーにあるものが人生だなどと、勿論、誰も思ってはいない。バーや飲み屋にはそんなものよりももっと貴重な酒があって、人生の方は我々がどこへ行っても、いやでも附いてくる。」(「バー」より)

・・・これは、まぁ、自分好みの文章ってことで。カッコイイ。


 「現代文明が騒々しいというのは、一つには我々の方で自分自身と向き合って時間を過ごすことが稀になり、それが習い性になって、偶にそういう時間が出来ると、何とでもしてこれを避けたがる癖が附いたからだということもある。」(「ここ」より)

・・・グサリと刺さります。


 「ジェット機とか北極圏航路とかいうものが出来て、ヨーロッパまで一日とか二日とかで行けるようになると、もう本などというものそのものが古くなって、やがて何かもっと便利な伝達の方法で数十万、数百万の人間が短時間に知識を吸収する時代が来ると思ったりするほど、機械文明の発達には人間の頭を混乱させるものがあるらしい。そしてその為に、初めに人間が機械を作って、今はその機械に人間が使われているということになりもする。」(「機械文明」より)

・・・60年前の文章です。


 「人間は人間だけで独立して存在しているのではなくて、その周囲やその人間の中に、普通は人間の観念には入れられていない色々なものがあり、我々はそれを我々とは別なものに思っていても、そういうものが集って我々は実は出来ている。それを我々は一々意識する訳には行かないが、我々の世界というものを確認するのに必要なだけのものは我々に見えていなければならないので、我々の周囲の状況とともにそれは絶えず変わるから、要するに我々がこうして暇な状態で受け取るのが、現実というものなのである。」(「現実」より)

・・・こんな文章、酒飲みながらでは読めません。 ウトウトしながらも読み進められません。
シラフだって、目が冴えていたって、何度同じ行を行ったり来たりしたことか。
難解というのとはちょっと違う。独特の、うねる文体にノレるかどうか、ということか。
ある意味グルーヴィ。 この執拗さ、遠回り感を嫌うことなかれ。

 かえって、元々の旧仮名遣いのままの方がリズムが出来て読解力アップしたかも。
毎度言うけど、旧仮名で書かれたものは旧仮名で出版して欲しいのです。

 手の届くところに置いて、折々に少しづつ読みかえしたい。
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by hey_leroy | 2015-04-12 23:59 | books | Comments(0)

寒の戻り

三寒四温は遠ざかり、三曇一晴なこのごろ。
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隣の公園の借景の桜、健気に咲いている。 背景が青空だったら良いのにねぇ。
早咲きとか遅咲きとかいうけれど、そんなに染井吉野を基準にしなくても良いではないか、と思う。
それぞれが咲いていときが盛りなり。

風邪というほどでもないけど、鼻や喉に少々違和感がある。少々ダルさも。
本を読んでいても、すぐに眠くなる。
ベッドに横臥しながら、何度も取り落としそうになる。実際に取り落とす。

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『 贋食物誌 』  吉行淳之介 (新潮文庫)

昭和48年頃、夕刊フジに連載されたエッセイの単行本化。ほぼ毎日、100回分のエッセイを書くというのは相当体力のいる仕事だと思う。連続モノの小説ではないのだ。タイトルには毎回飲食に関するものがつけられているが、必ずしも食味随筆というわけではない。こじつけという感じのもある。しかしどうにもこうにも面白い。カッコよくてカッコ悪くてダンディで稚気があって。吉行淳之介と色川武大の随筆にハズレなし。仕事も遊びも本気でやる、というオトナのカッコよさを感じるのだ。ちなみにこの文庫の解説は色川武大が書いている。それぞれの小説ももっと読まなきゃと思ってはいるのだけど。おっと、今回の本、毎回の山藤章二のイラストも、添え物を超えた相棒となっているのを忘れちゃいけない。

読みすすめていて、「これ、前にも読んだ話が多いなあ」と思ってたら、どうやら図書館で借りてたらしい。借りた記憶はまったく無いんだけれど。でも、そうとしか考えられない。なんだか釈然としないけど、自分の記憶がいかにアテにならないか、半世紀近く生きてきて、段々分かってきているところであります。
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by hey_leroy | 2015-04-09 23:32 | books | Comments(0)

cold, cold, cold

朝から、みぞれ混じりの雨。
夜も、冷え込みはキビしい。
家の前の桜(やや遅咲き)も散りつつある今日は4月8日。
仕舞おうと思ってた綿入り半纏に袖を通す。

夕食はキムチチゲ。
熱い風呂につかって、そのあとは燗酒。

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ありあわせの肴。 
蜆の佃煮。野沢菜漬。チーズ鱈と海苔。





"cold cold cold"  Dr.John

歌詞の内容は知らないけどね。 タイトルありきですわ。
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by hey_leroy | 2015-04-08 22:59 | 家呑み家ゴハン・弁当 | Comments(0)

fine and mellow

Billie Holiday (April 7,1915~July 17,1959)

ビリー・ホリデイ生誕100年。
彼女の唄がわかるには、自分、まだ年季が足りない。




Fine And Mellow (at CBS Studio 1957)

Billie Holiday (vocals), Lester Young (tenor sax), Roy Eldridge (trumpet),
Doc Cheatham (trumpet), Vic Dickenson (trombone), Coleman Hawkins (tenor sax),
Ben Webster (tenor sax), Gerry Mulligan (baritone sax), Mal Waldron (piano),
Osie Johnson (drums), Milt Hinton (bass), Danny Barker (guitar).

solo order : Webster~Young~Dickerson~Mulligan~Hawkins~Eldridge

以前にもここで取り上げたことある映像だった・・・。でも、いいや。
やたら豪華なセッションメンバー。
彼らを見つめるLady Dayの憂えと穏やかさ。

HP、素敵であります。(→link
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by hey_leroy | 2015-04-07 22:00 | | Comments(0)

古人の求めたるところをもとめよ

新入学生、新社会人の季節。
このところオフィス街とは無縁の暮らしなので、今年もフレッシャーズ、見てないなぁ。
新入学といえば、姪っ子は昨日高校へ、甥っ子は今日中学へと入学した。
あんまりピリっとしてない感じだけど、まぁ、そんなもんかもねぇ。

本日休日。
ひさしぶりの晴れ間。 だけども今日はひきこもり。
日差しを浴びつつ本を読む。 これもまた贅沢、ということにしよう。

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『叱言たわごと独り言』 (昭和55年) 、『大人のしつけ紳士のやせがまん』 (昭和59年)

高橋義孝の随筆2冊。ともに新潮文庫。高橋義孝(1913~1995)はドイツ文学者、随筆家。
山口瞳が高橋を先生と慕い、高橋は内田百間を慕った。
2冊とも、あちらこちらに書いた短い随筆を収めたもの。
乱れた日本語や世相への苦言、酒食や相撲の話題、ドイツの文房具や洋服、靴などへの愛。
辛口な言葉とユーモア。神田生まれの東京っ子の気風。
説教臭くなりそうなところを、巧みな文章と豊かな話題で・・・いや、説教臭いところは否めないか。フフ。
でも後半は生きていく上での示唆に富む話が多く、ひきこまれる。
哲学者や文学者らの言葉の引用なども効果的で。

「古人の跡をもとめず、古人の求めたるところをもとめよ」

松尾芭蕉が弘法大師の言葉として引用した言葉。それを義孝先生がさらに引用したもの。
日頃からわりと古い本を読むことが多いけど、なんとなく感じていたことが表されているなぁと。
すべての本は未来に向けて書かれている。
温故知新も、こういう心構えあってのこと。 記憶に留めておきたい一節となった。

そうそう、バニラアイスにジンをたらして食べるの、真似してみよう。
・・・百鬼園先生から義孝先生に伝授された喫し方だそうな。
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by hey_leroy | 2015-04-06 20:40 | books | Comments(0)

Don't be Blue

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首都圏の桜はおおかた見頃を過ぎてしまったようだけど、ウチの桜はこれから。
ウチのといっても、隣の公園の借景なり。
小さな木が2本だから、花見客も来ない。
なので、ウチの桜。

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夜は、フジサワへ。
makiちゃんとTakebeさんがかける心地よい音を聞きに。

"Don't be Blue"
Blue Eyed Soul、AOR、Urban Black etc..

満席状態でゆるやかになごやかに。 知った顔たくさん。
ワイングビグビ。ビールゴクゴク。
makiちゃんの選曲は、なんというか、漢気(おとこぎ)を感じるのだなぁ。
そしてTakebeさんは安定のイヤラシサ(褒め言葉です)。

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たのしかった! またやってほしい!
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by hey_leroy | 2015-04-04 23:59 | live , event | Comments(0)

揺られて読む

藤沢の図書館で予約していた本を借りて、東海道線に乗る。
行き先決めず。とりあえず下り列車に。
いけるところまで行って、引き返す。
電車の中は読書がはかどる。遠距離通学&通勤が長かったもので・・・。
今は、職場がわりと近いので、車内読書はできない。
たまに、こういうことがしたくなる。

読んでいたのは、岡本仁さんの『果てしのない本の話』。2015年、本の雑誌社。
アメリカの文学やアートをめぐる旅。ちょっと日本も。
ビートニクス、クレイ・アート、ロス、サンフランシスコ、写真、ヘンリー・ミラー、ガストン・レビュファ、
グリニッジ・ビレッジ、ウディ・ガスリー、庄司薫、ジャコメッティ・・・。
著者は"relax"、"BRUTUS"、"ku:nel"などの編集をしていた人。
張ってるアンテナの志向の広さ、目利きの確かさ・・・気骨もありそうで。

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電車では読み終えず、鎌倉の隠れ家的酒場にてほぼ読了。
そのあと近くの闇市的商店街のなかの立ち呑み焼き鳥屋を初訪。
界隈の人気店だけどなかなか足が向かなかった。美味。
んで、同じ商店街にある姉妹店(日本酒立ち呑み)でもおでんなどつまみ、帰宅は20時。
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by hey_leroy | 2015-04-03 23:59 | books | Comments(0)